長野市の善光寺境内や城山公園で13日、本年度の「善光寺びんずる市」が始まった。県内や関東圏などを拠点にする手工芸作家や飲食店などが165のブースを出店。善光寺の参拝客や、お気に入りの一品を求める地元住民らでにぎわった。
周辺の商店主らでつくる実行委員会が企画し、手作りの品を販売する月に1度の催し。アクセサリーなどの手工芸の他、リンゴのドライフルーツ、イネ科の穀物「ソルガム」(タカキビ)で作ったパンなどがブースに並んだ。
善光寺近くで布小物の店「みちくさ研究所」を開く松島圭子さん(40)は、天日干ししたリネン(亜麻)を使ったハンカチなどを販売。「いろんなお客さんや出店者に会えるのが魅力」と話した。バッグやポシェットを購入した市内の会社員夏目友美さん(50)は「久しぶりに来たけれど、お店を見ているだけでも楽しい」と話した。
びんずる市は、善光寺の「びんずる尊者像」の完成300年を記念し、2013年に開始。本年度は12月までの毎月第2土曜日に計9回開く。
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