シンガーのリゾが、出身地である米テキサス州にて制定された中絶禁止法、そして州知事グレッグ・アボット氏の「子どもたちの性別適合治療は児童虐待である」という主張について、言及。「人権侵害にあたる」と、強く批判した。
同州のオースティンにて開催された「サウス・バイ・サウスウエスト」にて、リゾは、「テキサス州で最近制定された中絶禁止法、そして子どもたちの性別適合治療に関するポリシーについてどう思うか」と聞かれ、次のように答えた。
「ヒューストンを宣伝できて自分のことを誇りに思ってるけど、テキサスのポリシーについては、とても誇りには思えない。非常に逆進的な法律が可決されてる」
特に、トランスジェンダーの子どもとその親に限定して厳しいポリシーを設定するのは「侵害だ」と、こう続けた。
「州は、若い子供たちがありのままの本当の自分として生活を送る権利を奪っている。人権侵害にあたるわ。トランスジェンダーの権利は、人権よ」
また、昨年9月に施行された、妊娠6週以降の人工中絶を禁止する法律についても、次のように意見していた。
「あの法律は本当に残虐。(中絶の選択は)他人がどうこう言うことじゃないでしょ。私の体について指図しないで欲しい。これは政治の問題ではないの」「他に、本当に変化を必要としている物事はたくさんある。組織レベルで変化を与えることができる人たちが、私たちを失望させてるのよ」
MTV NEWS