今月に入りカーディ・Bをフィーチャーした新曲「Rumors」をリリースしたシンガーのリゾ。同曲はリゾにとって2年ぶりとなる新曲だったのだが、彼女の活動再開を首を長くして待っていたファンがいる一方で、人種差別主義者や肥満恐怖症(太っていることや太っている人への病的なほどの嫌悪を持つ人や考えのこと)の人々からは、リゾに対して心ない差別的コメントが浴びせられた。
この事態を受けFacebook社は、Facebookとインスタグラム上に書き込まれたリゾに対する差別的コメントを削除する措置を施したほか、そうした発言を繰り返すアカウントに関しては強制的にシャットダウンする意向を発表した。
13日に新曲「Rumors」をリリースした直後から、差別的なコメントを受けていたリゾ。現地時間で15日にインスタグラム・ライヴを行ったリゾは、アンチたちの行動を批判。「時々、この世界は私を愛してないんじゃないかって感じることがある」「ほとんどの場合は別に傷つけられることはない。気にならないの」「でも今回みたいに一生懸命頑張った時は、私の中の許容範囲が小さくなる。忍耐が弱くなるの。普段よりもセンシティブになって、ネガティブなコメントに耐えられなくなる」と、涙ながらに訴えたのだった。
this broke my heart y'all need to leave Lizzo alone she literally doesn't do sht to anyone wtf pic.twitter.com/oo7k8449LL
— CARDITOWN ➹ (@CARDIxTOWN) August 15, 2021
TMZによれば、Facebookとインスタグラムは、リゾの最新投稿や新曲に対するネガティブなコメントを多数削除したのだという。また、同社が定めたコミュニティー・ガイダンスに違反するようなヘイトスピーチや嫌がらせ、ネットいじめにつながるコメントを発信し続けたアカウントに関しては、今後削除していく予定であると発表したという。
リゾが涙ながらに生配信を行った同日、「Rumors」でコラボしたカーディは次のような投稿をツイッター上にアップし、アンチたちを激しく批判していた。
「自分を守るために行動に出ると、人々から“問題がある”だとか“センシティブすぎる”と言われる。でも自己防衛をしなければ、リゾのように思わず涙が出てきてしまうほど心をズタズタにされる。体が細かろうが大きかろうが整形手術をしていようが、人々は自分たちが抱えてる心の不安を押し付けてくる。そういう人たちはみんな陰気な奴らで、人気のある私たちに目くじらを立ててるのよ」
When you stand up for yourself they claim your problematic & sensitive.When you don’t they tear you apart until you crying like this. Whether you skinny,big,plastic, they going to always try to put their insecurities on you.Remember these are nerds looking at the popular table. https://t.co/jE5eJw8XP6
— iamcardib (@iamcardib) August 15, 2021
そのほかにもミッシー・エリオットやクロイ・ベイリーなど、多くのセレブたちがリゾをサポートする姿勢を見せている。
MTV NEWS