今年の5月に開催されたMETガラのレッドカーペットで、1962年にマリリン・モンローがケネディ大統領の誕生日に実際に着たジーン・ルイス制作のゴールド・ドレスを着用したキム・カーダシアン。その後ネット上では、キムが着用する前と後のドレスの比較写真が拡散され、キムのせいでドレスが破損したと、責任を問う非難の声が多く囁かれるようになった。
しかし今回、あるTikTokerは、キムがドレスを試着する前からドレスは破損していたと証明する動画を投稿した。
今回の騒動の発端は、マリリンのファンが運営するSNSアカウントが、ドレスの「ビフォー/アフター」写真を投稿したことであった。
比較画像は、マリリンのドレスのクローズアップ写真になっており、お尻の部分のデザインにフォーカスされている。この投稿では、キムがドレスを着用したことにより、ジッパー周辺のラインストーンがいくつか紛失し、フックの周りの生地がほつれてしまったと書かれている。
この投稿が拡散されるや否や、SNS上はキムを非難する人たちからの声であふれ返った。
しかしそんな中、果たしてドレスの損傷は本当にキムによるものだったのかと、疑問を持ち始める人もいた。
現地メディアによれば、前述の比較写真の「ビフォー」画像は、このドレスが2016年にオークションにかけられた時に撮影したものであり、キムが着用するまでの間に6年ものギャップがあるのだという。
またあるTikTokerは、ドレスの管理をしている「リプリーズ・ビリーブ・イット・オア・ノット!」が投稿した動画に注目した。その動画とは、METガラに向けてキムが初めてマリリンのドレスを試着したときの様子を収めたものであった。
このTikTokerは、キムが初めて試着する前のドレスの状態をリプリーズがシェアした動画の中で確認することが出来ると主張。映像を見る限り、すでにラインストーンはいくつかなくなっており、フック周りの生地もほつれているようであった。
この投稿には、「世間の人は皆、何かしらキムを非難するための理由を探している」、「キムを悪者に仕立てようとする人たちがいる」と、ファンからのコメントが書き込まれていた。
MTV NEWS