現地時間で5月2日にニューヨークのメトロポリタン美術館にて開催された、ファッションの祭典「METガラ」。今年も各界の著名人たちが、ドレスコード「Gilded Glamour(金色に飾られた魅力)」の下華やかな衣装に身を包み出席した。
そんな中でも毎年特に注目を浴びるのが、お騒がせセレブのキム・カーダシアンだ。昨年末から交際をスタートさせたコメディアンで年下彼氏のピート・デヴィッドソンと揃って出席したキムはこの日、1962年にマリリン・モンローがケネディ大統領の誕生日に実際に着た、ジーン・ルイス制作のゴールド・ドレスを着用していた。
そしてキムはVogueが行ったライブストリームの中で、驚きの舞台裏について告白。このドレスを着るために、3週間ほど炭水化物と糖分を断つダイエットを行い、最終的には約7キロの減量に成功したと明かしたのだった。
しかし、この発言に対しては、「METガラの為だけに不健康な方法でダイエットを行うのはバカバカしい」といった厳しい意見が世間から寄せられることとなった。
中でも、インスタグラム・ストーリーズというプラットフォームを通して痛烈にキムを批判したのは、女優のリリ・ラインハルトであった。4枚の投稿の中で、リリは次のように自身の意見を発した。
「絶対に間違ってる。100レベルでやらかしてる。METガラの為に自分自身を飢えさせていたことを公に語るなんて。何百万人という若い男性や女性が自分のことを尊敬していて、その人たちにとって自分の言葉がどれだけ影響を及ぼすことになると知っておきながらね」
「レッドカーペットを歩いて、どれだけお腹がすいてるかをインタビューで語る…なぜなら、1カ月間ずっと炭水化物を摂ってないから…あるドレスが着用できるようになるためだけに?」
「全く話にならないほど無知で、吐き気がする。こんなにも愚かで有害な、見た目だけを気にしているセレブたちをサポートしたりしないで」
「私は普段怒りっぽくなんかないけど、神に誓っても言えることで、時々この業界には我慢が出来なくなって、この怒りを放出するためにインスタグラム・ストーリーズで小言を言わずにはいられないの」
キムが世間からこうした非難を浴びたことを受け、今回のダイエットも手伝ったというキムのパーソナルトレーナーDon-A-Matrixは、TMZ誌のインタビューの中で次のように語りキムを擁護していた。
「キムに関して人々は誤解してるけど、キムは一生懸命に取り組む人なんだ。だから、今回のダイエットも決して厳しい食事制限を設けるだけのものではなかった。つまり、キムはバランスの取れた食事をしていたんです。食べる量は少なくして、そしてかなり努力をしていました」
「キムのダイエットは、決して不健康なものではありませんでした。僕が見た限りではね。1日に2回ほどワークアウトをしてましたよ。健康的に9キロ痩せることだって可能なんですよ」
MTV NEWS