2021年に導入されたシティコネクトユニフォーム。本拠地を置く地域の文化や特色をモチーフとしており、一つひとつのデザインに注目すると、チームと地域のつながりや歴史を感じられる。第5回は、一見シンプルながら彫刻の緻密なデザインが散りばめられた、ガーディアンズのユニフォームを紹介。
第4話:赤基調は球団初。有名ラッパーへの敬意を込めた“The Lou”
「ガーディアンズ」に改称してから3シーズン目の今年。5月12日にお披露目されたシティコネクトユニフォームは、球団の歴史とクリーブランドの街、そしてチーム名の由来である、ホープメモリアルブリッジの「交通の守護神像」に敬意を表したデザインとなっている。
ユニフォームの胸に描かれた“CLE”の文字は、街の名誉の印に。ホープメモリアルブリッジの橋脚をイメージしたアールデコ調のフォントで、背ネームと背番号も同様のデザインを採用した。
ユニフォームとキャップの質感、パンツのカラー、編み込みも守護神像が彫刻された砂岩からインスピレーションを受けたものだ。ソックスにはバットを持った守護神像のイラストが描かれており、オールドスタイルの選手の足元で顔をのぞかせている。
球団の歴史を尊重した赤と青の配色は、より深みのある色合いに。その2色のトリムスタイルは、1990年代初期のチームの強さと興奮を想起させる。襟の内側に配された、球団の設立年を示した“EST. 1901”のプリントは、球団の歴史の長さを感じさせるだろう。
そして、ユニフォームの裾のジョックタグ上には、クリーブランドの愛称“THE LAND”の文字。広大な北東オハイオ地域の進化を反映している。
このユニフォームは毎週金曜日のホームゲームで着用され、クリーブランドで3シーズンにわたって使用される予定だ。
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