(写真:Bさんと隣合わせで座る渋谷氏)
9月初旬の夜8時過ぎ、かつては花街として栄え、今は高級料亭が軒を連ねる一角に、1人の男性の姿があった。ブルーのシャツに白いチノパン。頭にはストローハットを小粋にかぶった“イケオジ”だ。入り組んだ街路を迷うことなく歩いていく。
男性が向かったのは、明かりのともった2階建ての一軒家。この家にはメガネを掛けた女性が住んでおり、彼の帰宅を心待ちにしていた。ありふれた夫婦の日常といった様子だが、この家の玄関ドアの上に掲げられた表札には、男性と異なる姓が書かれてある。
翌朝9時過ぎ、この家で一夜を過ごした男性は出勤のため家を出た。当たり前のように着替え、この日はTシャツにブルーのデニム姿だ。やはりストローハットをかぶっている。
男性の名前は渋谷健司氏(56)。東京大学医学部を卒業し、米ハーバード大学大学院で博士号を取得したというエリート中のエリートだ。大手紙記者が語る。
「渋谷さんはWHO(世界保健機関)の元事務局長上級顧問で、’21年からは福島県相馬市の新型コロナワクチン接種メディカルセンター長などを務める“公衆衛生の第一人者”。
これまでに『報道ステーション』など数々のテレビ番組に出演し、政府のコロナ対策への批判を繰り広げてきました。緊急事態宣言の有効性に疑問を呈し、東京五輪について『開催できる状況ではない』とコメントするなど、歯に衣着せぬ発言は時に物議を醸しました」
舌鋒鋭い文化人というわけだが、なんといっても渋谷氏を有名にしたのは、皇后・雅子さまの妹である節子さん(56)との結婚だろう。2人が結婚した’99年当時を、皇室担当記者が振り返る。
「渋谷さんと節子さんは、雅子さまも学ばれたハーバード大学で親しくなりました。日本での披露宴には雅子さまも出席され、渋谷さんとの会話も弾んでいたそうです。渋谷さんと節子さんはスイス・ジュネーブから帰国後、’08年ごろから小和田邸と同じ敷地内にある家で暮らしていました」
■節子さんと離婚から、わずか数カ月で電撃再婚
しかし、結婚生活は19年目で終わりを迎える。’17年秋ごろに2人は極秘離婚。だがわずか数カ月後、渋谷氏が当時フリーアナウンサーだったAさんと電撃再婚したことを本誌はスクープしている。
「節子さんの離婚には、小和田家のご両親のみならず、雅子さまも強くお心を痛めていらっしゃったそうです。雅子さまと、妹である池田礼子さん、節子さんの3人の絆は、とてもお強いですから」(前出・皇室担当記者)
それから4年。渋谷氏とAさんは新婚生活の当初をイギリスで送っており、幸せに暮らしているかと思われた。しかし、本誌が見たのは冒頭の光景だったのだ。
渋谷氏を自宅で待っていた女性は、アンジェラ・アキ似のコンサルタント・Bさん。渋谷氏と同じく、医療系のスペシャリストだ。
「Bさんは渋谷氏に勝るとも劣らないエリートです。海外の大学を卒業しMBAを取得、帰国後はコンサル関連の会社を渡り歩いています。当然、英語もネイティブ並みです」(渋谷氏の知人)
本誌は2人のデート現場も目撃している。7月下旬、都内の高級住宅街にある隠れ家的な日本料理店でのことだった。
席数が限られ、ハイクラスなおもてなしでひそかに知られている店だ。渋谷氏とBさんは4人掛けのテーブルに案内されたのだが、向かい合うのではなく隣同士で並んで食事を楽しんでいた。
さらに、テーブルの下で手を握り合うこともしばしばあった。独身のはずのBさんの手をよく見れば薬指には指輪がはめられ、もはや夫婦然とした様子もあったが……。2人は店を出ると、地下鉄に乗り帰路についた。
再婚結婚式の2次会では浮気も暴露されていた
「渋谷さんとBさんの関係ですが、彼とAさんの結婚より前にさかのぼるのです」と明かすのは、前出の渋谷氏の知人だ。
「渋谷さんとAさんが再婚した’18年の春のことでした。都内で2人の結婚式が開かれたのですが、2次会の席で友人からのビデオレターが流れました。
その中で《渋谷さんの浮気が発覚して大変だったけれど、最終的にAさんが許し、結婚に至りました》といった内容が暴露されたのです。そのときは“解決済み”と笑いに包まれましたが、実はその浮気相手とされた女性がBさんだったのです」
渋谷氏はAさんとの結婚前から現在に至るまで、Bさんと関係を持ち続けているということなのか。
仕事が終わるといつもBさんの待つ家に帰る渋谷氏。2人は「不倫同棲」生活を送っていた。一方、妻のAさんとは別居状態にあり、すでに家庭は崩壊しているという。渋谷氏とAさんが結婚当初に暮らしていた、イギリス在住の夫妻の知人が話す。
「渋谷氏はキングス・カレッジ・ロンドンの教授に就任しましたが、約2年で辞任しています。夫婦関係も次第に悪化し、彼の浮気でAさんが悩んでいたとも聞きました。それでもAさんは気丈に振る舞っており、帰国後も夫婦で何とかやっていくのかなと……」
じつは渋谷氏の“浮き名”は、これだけではない。’99年には本誌で『小和田節子さんと私を、両天秤にかけていた彼』というタイトルで記事になり、大きな話題を呼んだこともある。ボストンで渋谷氏と恋仲にあった女性が、出会いから一方的に別れを告げられるまでの体験を赤裸々に告白したものだ。
■“不倫同棲”について渋谷氏を直撃すると
そんな渋谷氏に関する耳を疑うような話も本誌は聞いた。前出の渋谷氏の知人が語る。
「Aさんとの再婚から4年たった今も、元妻の節子さんにたびたび連絡を取っているそうです」
渋谷氏との離婚後、節子さんはかなりやせ、傷心を隠せない様子だった。そのことを忘れたように、渋谷氏は節子さんへの接触を続けているというのだ。
節子さんとは結婚前から周囲で懸念の声があったと皇室担当記者が打ち明けた。
「双子の姉の礼子さんから『渋谷さんはやめたほうがいいと思う』と言われていたそうなのです。礼子さんの夫も、同じ意見だったと伺いました。そのため、小和田家の方たちも心配していたのです。
結婚後の数年間は順調でした。けれども、結局は離婚。今から思うと、当時の礼子さんの心配は当たっていました。小和田家は、渋谷さんに対して今もいい感情はないと思います。また、雅子さまにとって渋谷さんは“妹を裏切った義弟”という印象でしょう」
節子さんは現在、再婚することもなく、京都で大学教授として熱心に仕事に取り組んでいるという。
本誌は、冒頭の目撃から数日後、渋谷氏を直撃取材した。彼が「研究主幹」として勤める政策研究所のオフィスから出てきたところで、声をかけた。
――『女性自身』です。渋谷さんですね?
「えっ!?」
――節子さんと離婚後に再婚したAさんとも、離婚されるのでしょうか?
「いや、ちょっと忙しい」
――いまはBさんと一緒に生活をされていますね?
「うん……ちょっと忙しい」
――ちょっとでもお話を……。
「いや、ちょっと忙しいから」
本誌に気づいた瞬間から狼狽し、記者の質問を遮ると、再びオフィスのあるタワーの中に戻っていってしまった。その後、彼の携帯電話の番号にかけたものの、締切りまでに彼からの連絡はなかった。
“公衆衛生の権威”として論陣を張ってきた渋谷氏。だがいま送っている乱倫生活について、元妻・節子さんや妻・Aさんに堂々と語ることはできるのか。