1月31日をもって所属事務所を退所すると、「SmartFLASH」で報じられた俳優の東出昌大(33)。
さかのぼること’20年1月、女優・唐田えりか(24)との約3年にわたる不倫が発覚。同年3月に謝罪会見を開いたのち、7月に当時の妻・杏(35)との離婚を発表した。
「不倫発覚の当時、東出さんは4社のCMに出演していました。しかし、各社ともにCM動画を削除。さらに2社がすぐさま“契約打ち切り”を公言しました。事務所の稼ぎ頭でもあったため、マネージメント側も再起させようと奔走していました」(舞台関係者)
CMやテレビドラマのオファーは激減したものの、事務所が奮闘した甲斐もあって、不倫報道後も『スパイの妻』(20年10月公開)や『BLUE』(21年4月公開)といった話題映画への出演が続いていた東出。昨年10月には主演映画『草の響き』も公開された。しかし、その直後に新恋人がいると報じられることに。それも、ただの熱愛報道ではなかった。
『週刊文春』によると東出は交際相手に入れ込むあまり、仕事で行われた地方ロケの際、宿泊先のホテルにお相手を呼び寄せていたという。同誌に対して、東出の所属事務所は「すべて事実のようです」「ロケ先でのことが事実だとすれば、現在の東出の状況を考えるとまことに不見識な行動であると言わざるを得ません」と厳しくコメントしていた。
そんななか伝えられた、東出の退所報道。「SmartFLASH」によると、これまで東出を守ってきた事務所側も「今度ばかりは堪忍袋の緒が切れた」とのこと。東出は当面、「マネージャーもつけず、すべて一人でやる予定」だという。
■長澤まさみの心中は?
2月以降は名実ともに1人で俳優業を続けていくと見られる東出。そんな彼の“命綱”となる作品が『コンフィデンスマンJP』シリーズだ。
「18年4月クールにフジテレビ系列で連続ドラマが放送され、高視聴率を記録。映画化もされ、1作目の『ロマンス編』(19年5月公開)は29.7億円、2作目の『プリンセス編』は38.4億円の興行収入を記録し、屈指の人気シリーズとして定着しました。
東出さんは同シリーズで“ボクちゃん”という長澤まさみさん演じる主人公・ダー子に振り回される気弱な詐欺師を演じており、コミカルな演技が評判を呼び、新たな代表作に。不倫報道によってシリーズからの降板も囁かれましたが、“東出さん以外のボクちゃんは考えられない!”と考えるファンが多く、公開されたばかりの映画3作目『英雄編』にも変わらずメインキャストとして出演しています」(映画関係者)
しかし、事務所退所が現実となれば『コンフィデンスマンJP』続投にも“黄色信号”が灯ると前出の映画関係者は指摘する。
「不倫報道後、東出さんは『コンフィデンスマンJP』シリーズのテレビでのプロモーション活動にほとんど参加できていません。不倫報道のイメージもあるので仕方ないとはいえ、メインキャストがメディアでのプロモーション活動に協力するのは業界内では常識です。
それでも東出さんが『コンフィデンスマンJP』に出演し続けられたのは、ボクちゃんがファンに愛されていたことと、事務所のサポートがあったからでしょう。
独立した場合、演じることだけでなく映画会社との交渉などもすべて自分1人でやらなくてはなりません。また新恋人報道や事務所から“事実上のクビ”と報じられたことで回復しかけていたイメージもまた悪化する形に。『コンフィデンスマンJP』シリーズが今後も続くかは明らかにされていませんが、事務所の後ろ盾を失った東出さんが厳しい立場に置かれる可能性はあると思います」
「日刊ゲンダイデジタル」も1月16日、“ボクちゃん”の後継候補として業界内で間宮祥太朗(28)や中川大志(23)といった若手俳優の名前が囁かれていることを報じている。
果たして、東出は退所しても“代表作”を守り続けることができるのだろうか――。