「もちろん、東京は良い場所だけど、どうしても家と仕事場の往復になってしまって、東京に居続けることの違和感がやがてストレスになっていく。その違和感を拭うために、できれば今年も村に向かうつもりです」
2月9日の「デイリー新潮」でこう語ったのは、俳優の松山ケンイチ(35)。記事によると松山は、2年ほど前から北日本の雪深い村に一軒家を購入したと告白。年の半分ほどは、その村で過ごしているという。村では自ら畑を耕すなど、試行錯誤の日々を送っているとも語っていた。
そんな松山の妻といえば、小雪(44)だ。もともとスローライフ願望が強かったという彼女。都会と地方の二重生活を楽しんでいるようだ。
「かねてより小雪さんは『田舎は不便だけど、お金や利便性よりも大事なことがある』として、田舎暮らしのほうが子育てにもいいと考えていました。
村では鳥を飼ったり、なるべくゴミを出さないような生活に取り組んだりしています。“自分らしい生活”を追求しているようです」(テレビ局関係者)
■ミニマリスト生活を徹底したのちに結婚。そして出産
女優として母として多忙な毎日を送るなか、二重生活を選んだ小雪。その軽やかさの秘密は、極限のミニマリスト志向にあるようだ。
「もともと小雪さんは買い物好きだったそうですが、『物を持つほど、変化に対応できなくなる』と気づいたといいます。実は夫の松山さんと交際を始めた当初、とにかく物を捨てることにハマっていたそうです。その徹底ぶりに、『家に来るたび物がなくなる』と友達も思わず驚いていたといいます。
不要なものをシャットアウトして以降、物にもお金にもこだわらないように。そうして大事なものを見極められるようになった結果、松山さんと出会って2年後となる11年4月に結婚しています」(前出・テレビ局関係者)
小雪は12年1月と13年1月、そして15年7月に出産を経験している。
パートナーや子宝にも恵まれ、生活は順風満帆そのもの。いっぽうで、彼女にも新型コロナの波が押し寄せてきた。
■大切な家族がいて、自分らしい生活を送れたら“それでいい”
小雪は昨年5月、イベントに寄せた動画で「世界はどこに向かっていってるんだろう」とコロナ禍での不安を明かしている。
しかし上毛新聞によると同年末に登壇したイベントでは、コロナをキッカケに再び余分なものを捨てたとコメント。ピンチをチャンスに変えたようで「本当に必要なもの、好きなこと、いらないものがハッキリした」といい、さらにスローライフぶりについてこう話したという。
「私が自然に住んで感じることは、ぼーっとする時間がすごく大事(ということ)」
「考えてない時の選択って、無意識な正解だったりする。偶然の産物の感覚を、現代人はもうちょっと感じてもらえたら日々の生き方や質も変わる」
彼女にとって、田舎暮らしはよほど相性がいいようだ。
「小雪さんは“豊かさというのはお金や物ではなく、人に与えていくことで感じられる”と考えています。また、“お金は最小限あればいいし、むしろ別のものに還元していきたい”とも。さらに大切な家族がいて、自分らしい生活を送れたら“それでいい”という考えです。
そうしてミニマリスト生活を徹底しているからこそ、多忙ななかでも二重生活を楽しめるのでしょう」(映画関係者)
小雪夫婦の生活ぶりに、ネットでは《都会ばかりだと疲れるし、理想的な生活かも》《すごく羨ましい生活》《夫婦仲良しだからできるんだよね》との声が。
2人の生活を見習う人が今後増えるかもしれない。