(写真:赤西仁と黒木メイサ)
2月24日に覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕された田中聖容疑者(36)。名古屋市内のビジネスホテルで覚醒剤0.164グラムを所持した疑いだが、田中は取り調べに対して「わからない」と容疑を否認しているという。
13年9月末に「度重なるルール違反行為があった」としてジャニーズ事務所を解雇され、同時にKAT-TUNも脱退した田中。その後も芸能活動を続けてきたが、その行動は常に波乱に満ちていた。
「14年には5人組バンド・INKTを結成し、ボーカルとして音楽活動を開始。アルバムを発売し、ツアーなども行っていましたが、17年5月に田中さんが大麻取締法違反で逮捕されたことによりバンドは解散。その後はソロシンガーとして音楽活動を再開し、20年1月には公式YouTubeチャンネルも開設しました。しかし、昨年11月にABEMAの企画で格闘家の朝倉未来さんと対戦する挑戦者に名乗りをあげるも、直前にけがにより欠場するなど、たびたび物議を醸していました」(芸能関係者)
そんな田中容疑者の“素行不良”ぶりを本誌も目撃している。事務所退所1ヵ月の13年10月30日、都内のクラブで開催されたハロウィンパーティに参加していた田中。左目に蜘蛛の巣のペイント、口元から頬まで裂け目のようなラインが引かれるといった怪奇な仮装を施しパーティを満喫していた。居合わせた客からの写真撮影の要望にも応じるなど、気さくな様子だったが、女性に後ろから抱きつき、頬を舐めようとする場面も……。そのいっぽう、中抜けして訪れたコンビニでは、ATMでおろした1枚の1万円札を握りしめるなど切実な様子も伝わってきた。
15年8月、本誌のインタビューで田中は「今は自分に嘘をついちゃいけないときだし、絶対に逃げたり甘えちゃいけないのかなと。人生の分岐点というか、ここでドロップアウトしたら、たぶん2度と這い上がれない気がするんです」と語っていた。
田中以外にも2人のメンバーが脱退しているKAT-TUN。本誌は彼らの“その後”の姿もキャッチしている。
16年3月末日で事務所を退所した田口淳之介(36)。その後は個人事務所を立ち上げ、ソロ歌手としてメジャーデビューするなど順調かに見えたが、19年5月22日に恋人の小嶺麗奈(41)とともに大麻取締法違反で逮捕されることに。保釈時に見せた“土下座謝罪”は話題を呼んだ。同年10月の判決公判では、小嶺とともに懲役6ヵ月・執行猶予2年の判決を受け、11月からは芸能活動を再開し、再起に向けて歩み始めた。
16年9月、本誌の直撃に小嶺との交際について「付き合いは長いですからね。いつかは“責任ある行動”をとらないと、とは思っています――」と“結婚宣言”した田口。初公判直前の19年7月上旬、都内のショッピングセンターの駐車場で知人に自身の愛車を売却する相談をしていたことも。小嶺との今後を考えてのことだったのだろうか。
19年11月の本誌のインタビューでも「僕自身も手を出してしまった。彼女ばかりが批判されてしまいがちですが、(大麻所持は)僕自身の問題であって、彼女に唆された事実はありません」と一貫して小嶺を守る姿勢を見せていた。現在はディナーショーの開催やゲーム実況などを行っている田口。今後の活動から目が離せない。
脱退した3人のなかで、唯一順調にその後のキャリアを築いているのが赤西仁(37)だ。14年2月末日の事務所退所後、7月にファンクラブを発足し、翌年には第2回「愛奇芸尖叫之夜」でアジア人気アーティスト賞と年度音楽大賞を日本人として初めて受賞。16年9に山田孝之(38)と、2020年から関ジャニ∞を脱退した錦戸亮(37)とそれぞれユニットを組むなど、常に話題を呼んできた。昨年10月からは、Huluで自身の初の冠番組『JIN&JULES Powered by NO GOOD TV』も始まっている。
本誌も赤西の“絶好調”ぶりをたびたび見てきた。19年6月に都内の高級寿司店のオーナーになり、ハワイへの出店も計画していることを報じた。19年11月には、ソロライブ終わりの錦戸をねぎらうべく、西麻布で開かれた打ち上げに山田とともに参加する姿を目撃。飲み会は朝方まで続くなど、かなり盛り上がった様子だ。
派手な生活を送っているように見える赤西だが、私生活ではかなりのイクメン。妻の黒木メイサ(33)が第二子を出産した翌年の17年10月、赤西が一人で訪れていたのは西船橋にある家具量販店「IKEA」。巨大なカートを押しながら、赤西は気になった大型家具を次々と撮影していく。どうやら自宅で待つ黒木にメールを送り、購入のお伺いを立てていたようだ。
再起に励む田口に、好調な赤西。果たして田中容疑者は、這い上がることはできるのか。