《仕事帰り X氏を連れて妹の部屋に入ってきた 私が席を外した隙に妹に何をしたのだろう》
市川海老蔵(44)の新たな報道に、ブログで疑問を呈したのは義姉・小林麻耶(42)。
4月14日、《海老蔵が心酔する「黒い呪術師」》という見出しで、「NEWSポストセブン」が海老蔵に常に帯同する祈祷師・X氏の存在を報じたことに関しての発言だ。
臨終直前の妹の病室にもX氏は来ていたと麻耶が反応すれば、夫の國光吟氏(38)もブログを更新。「これ以上は許さないよ」というタイトルの記事で、
《(自分より)よっぽど海老蔵さんの方がスピリチュアル業界に詳しいんだよ(中略)今までは防戦一方にしておいたけど、これ以上は我慢しないから、そこら辺宜しくね》
とつづっていたのだ。
「海老蔵さんは近年、スピリチュアルな能力を持つとされる人を身近に呼び寄せることが多いそうです。占術に詳しいバーのマスターや、気功を行う整体師に相談していたこともありましたが、ここ数年はX氏に傾倒しています。
劇場の客席などで呪文のような文言を唱えながら上下左右に手を動かし、海老蔵さんの“気を整える”姿が幾度も見られたそうです。麻央さんの闘病中には病室を訪れ、体内の“悪い気”を取り除いていたそうです。いまでは仕事場や美容室、サウナにまでX氏は付き添っているそうです。海老蔵さんからはコンサルタント料として総額数千万円は受け取っているといいます」(スポーツ紙記者)
もともとX氏は東北地方で美容室を営んでいたという。数年前から海老蔵の仕事のたびに遠征してきて、本番前の海老蔵に“気”を注入しているというのだ。前出の記事中でX氏は、海老蔵の隣で呪文を唱えていることについて記者に聞かれると、「そういう話をされるのは嫌なんだけど。でも僕、そういうこと、してないです」と否定していたのだが……。
■名刺の肩書はスピリチュアルカウンセラー
本誌の取材でも、X氏の祈祷行為が各方面から聞こえてきた。
「’20年の春ごろ、海老蔵さんは京都でドラマ『桶狭間』(フジテレビ系)の撮影に臨んでいましたが、そこにもX氏は同行していました。連日、現場に来ていましたが、ドラマ関係者とは話すことなく、海老蔵さんの背後に回り、背中をたたいたり、手かざしのような動作をしていました。
海老蔵さんと話したり、モニターをチェックしたりするなど、明らかにマネージャーより距離は近いので、周囲のスタッフたちも『誰?』と思っていました。名刺交換をすると、肩書は“スピリチュアルカウンセラー”となっていました」(ドラマ関係者)
歌舞伎関係者もこう嘆く。
「昨年7月に海老蔵さんは2年ぶりに歌舞伎座に出演して『雷神不動北山櫻』を上演しました。この演目は二代目市川團十郎により初演され、歌舞伎十八番の『毛抜』『鳴神』『不動』の3作品が含まれる成田屋ゆかりの通し狂言。
海老蔵さんはご贔屓筋でも楽屋にはめったに呼ばない方なのですが、X氏に関しては、楽屋はもちろん、劇場の花道の鳥屋にまで連日引き入れたんです。鳥屋は3畳程度の小さな空間で、幕一枚向こうは客席。本来、出演者と黒子を務めるお弟子さん、舞台監督ぐらいしか入らない神聖な場所なんです」
鳥屋へ“部外者”を入れることは、梨園の常識として考えられないというのだ。
「そのときは鳥屋で不動明王を降ろしてもらっていたそうです。不動明王は成田山の御本尊で、海老蔵さんはあつく信仰しています。成田屋家伝の芸である『にらみ』は、邪をはらう不動明王の御霊徳をあらわしたものとされています。大事な演目だけに、気合が入っていたのでしょう。X氏が人さし指と中指を立てた右手を『エイッ』と振りおろし、『これであなたに不動明王が入りました』と伝えたというのです。2週間の興行で、X氏への謝礼は数百万円以上だったと聞いています」(前出・歌舞伎関係者)
■母・希実子さんも「彼の言葉しか聞かない」と落胆
海老蔵は’21年1月の「海老蔵歌舞伎」のときもX氏を新橋演舞場の鳥屋に引き入れていたという。この行動を誰よりも驚いたのは母・希実子さんだった。
「海老蔵さんに電話で苦言を呈したそうですが、まったく聞く耳を持たなかったといいます。『もう彼の言葉しか聞かない……』と希実子さんも落胆していたと聞いています」(前出・歌舞伎関係者)
海老蔵のX氏への心酔ぶりは、たとえ祈祷の結果が伴わなくとも変わらなかった、と別の歌舞伎関係者は証言する。
「ある地方公演のとき、海老蔵さんは由緒ある神社仏閣で奉納舞を行うことになりました。野天での舞いだったため、当然、お天気が気になります。ところが、当日の天気予報は雨。海老蔵さんはその前日にX氏に晴れ乞いをしてほしい、と100万円を包んだそうです。
しかし、X氏の祈祷も実らず、当日の天気は雨。X氏は淡々と『こういうこともありますよ』と海老蔵さんに伝えたそうです。海老蔵さんも決して責めることはなかったといいます」
海老蔵に忠告できる人はもはやほとんどいないと後援会関係者。
「去年から、海老蔵さんが何かの祈祷にハマっているということは、事務所スタッフから聞いて知ってはいました。去年、一度、スタッフが海老蔵さんにX氏について問いただしたことがあったそうです。すると海老蔵さんは『プライベートなことなので』と話そうとしなかったそうです。以来、その話題には触れないようになったと聞いています」
海老蔵は年末にも市川團十郎白猿襲名興行がひかえているという。
「周囲がなにより心配しているのは、この日本一の大名跡の襲名興行にX氏の影響がどれだけ出てくるかということ。勸玄くんのためにも、きちんと海老蔵さんに意見できる人がいなければ、成田屋の将来が心配なんです」(前出・後援会関係者)
歌舞伎界に波紋を呼んでいる海老蔵とX氏。どんな襲名披露になるのか予断を許さない。