《この一年半の間、猛省する日々を過ごしながら自分自身を見つめなおして参りました。その中で、いま一度活動をさせて頂ける機会があれば、ゼロからまた頑張りたいという思いに至りました》
2月5日、所属事務所の公式サイトを通じて活動再開を報告したのはアンジャッシュの渡部建(49)。‘20年6月に「週刊文春」で“多目的トイレ不倫”が報じられてから、約1年7カ月ぶりの復帰となる。
さらに同日には、千葉テレビの公式サイトでも今月15日放送の『白黒アンジャッシュ』で渡部のMC復帰を発表。その理由について同局は、渡部の所属事務所から「『白黒アンジャッシュ』で芸能活動を復帰させたいとの申し出を受けた」と説明している。コンビ初の冠番組として‘04年10月からスタートした同番組は、渡部の活動休止以降は相方・児嶋一哉(49)が単独MCを務めていた。
正式に復帰を果たすこととなった渡部だが、この「白黒アンジャッシュ」への出演をめぐっては前日に物議を醸していた。
「スポーツ報知が4日に、渡部さんが『白黒アンジャッシュ』で復帰すると報じました。ですが同日中に、千葉テレビが『そのようなお話はありません』と否定したのです」(スポーツ紙記者)
渡部といえば、これまでもたびたび復帰報道が出るも実現したことはなかった。しかし再起を左右したのは、スポンサーの意向が大きかったという。
「‘20年の大晦日に放送された『絶対に笑ってはいけない』(日本テレビ系)への極秘出演を、放送前に一部メディアが報じました。結局、渡部さんの出演シーンはお蔵入りに。さらに昨年5月には同局の『行列のできる法律相談所』のGW特番、同年9月末にも『有吉反省会』の最終回と、日テレでの復帰が模索されましたがどれも実現しませんでした。
イメージが悪化した渡部さんのキャスティングに、局の営業部門やスポンサーなどが最終的に難色を示したことが大きかったのです。一方で復帰の舞台となる『白黒アンジャッシュ』については、“スポンサーからの理解を得ることができた”と一部スポーツ紙で報じられていました」(芸能関係者)
■“禊”を済ますも待ち受ける茨の道
活動休止中は、豊洲市場の大手仲卸店で働いていたことも明るみになった渡部。“禊”を経て再び芸能界での挑戦を選んだが、その道のりは険しいという。
「渡部さんの復帰が報じられる度に、ネット上では批判の声が噴出しています。やはり“多目的トイレを不倫に利用したことが許せない”と、嫌悪感を示す意見が根強い。渡部さんが復帰第1弾でテレビ出演できるのは、コンビがブレイクする以前から関係性を築いてきた千葉テレビだからこそ。全国キーでの出演やCM起用などは、依然として厳しいでしょう。仮に出演を果たせたとしても、視聴者から受け入れられる可能性は低いといえます」(前出・芸能関係者)
世間を騒がせた一連の“復帰劇”に、ネット上では厳しい声が上がっている。
《戻るのは自由だが、どこに需要があるかだろう。性に関する一件は世間的にイメージがわるすぎる》
《彼の場合はかなり不快に感じる人が多い行為だったこと、また社会に与えた影響を考えればメディアに出るような社会復帰は望ましくない気がしてならない》
《どんな人にも過ちはあります。お子さんもいらっしゃるんだし、反省したのなら社会活動に復帰するのは自由だと思いますし応援したいとも思います。頭では解っているのですが、やはり嫌悪感があります》
冒頭のコメントでは、《今後、いただけるお仕事があれば、ひとつひとつ丁寧に全力で務めて参りたいと思います》とも綴っている渡部。イメージ回復できるよう、“茨の道”に立ち向かうことができるだろうか。