「心配かけて申し訳ありません。支えてくださってありがとうございます。これからも、ときには厳しく、ときには温かく見守っていただけたら」
3月26日に行われた自身初のファンクラブ限定イベントで、伊藤健太郎(24)は深々と頭を下げた。
ドラマ『アシガール』('17年・NHK)の名場面をファンと再現したり、「今の自分の気持ちに近い」と『智恵子抄』を朗読したりするなど、500人のファンと濃密な時間を過ごした健太郎。
「ほかの仕事をすることも考えましたが、ファンの方の『待ってます』の言葉で芸能界に戻る決意ができました」
'20年10月、道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕され(翌年、不起訴処分)、約1年間謹慎生活を送った当時を振り返り、「湾岸署から出たときに、母親は泣き崩れ、父にはたたかれました。そのあと、抱きしめてくれましたが、この歳になって、親を泣かせてしまった。それがつらかったし、悔しかった」と、目を真っ赤にしながら語った。
「親から『ご迷惑をおかけした人たちに、自分ができる最大限の配慮と恩返しをしなきゃいけない』と言われ、そのつもりでいます。けがを負わせてしまった人のことは一時も忘れたことはありません。今は恋愛も封印して仕事に頑張りたい。一つ一つ丁寧に真剣に取り組んで皆さんに恩返ししていきたいと思います」
イベント後に行ったテレビの囲み取材後にも、深々と頭を下げた健太郎。
50代のファンは、「私たちには気持ちが十分伝わりました。これからはお芝居頑張ってほしい」と語っていた。