11月から開催される市川海老蔵(44)による十三代目市川團十郎白猿襲名披露。大名跡の襲名とあって、歌舞伎界は近年でも最大級の盛り上がりを見せている。しかし、その裏で女性問題などのスキャンダルも相次いでいるのだ。
テレビドラマやバラエティへの出演などで、世間から注目を集める歌舞伎界のスターたちだが、スキャンダルや日々の振る舞いによって、世間からの印象はどう変わるのだろうか?
本誌はクロス・マーケティングのQiQUMOなどを使い、282人にアンケート調査を実施。好きな歌舞伎役者、嫌いな歌舞伎役者をランキング化した。
果たして、嫌いなランキングで1位に選ばれてしまった歌舞伎役者はいったい――。
まず、第5位となったのは、六代目 片岡愛之助(50)。ドラマ『半沢直樹』(TBS系)への出演など本業以外での活躍も目立つ愛之助だが、「歌舞伎役者というより芸能人」「芝居があまり好みではない」という声があがっており、拒否反応を示す人もいるようだ。
第4位は、妻の三田寛子(56)との別居を報じられた八代目 中村芝翫(57)。過去複数回にわたって、三田以外の女性との関係が報じられているだけに、「ずっと奥様を裏切っているイメージ」「いつも、女の影がある。不倫だか、浮気だかは分からないが、素行が悪い」「奥さんを大事にして欲しい。この方の演技から人の悪さが滲み出ているよう」と、度重なる不倫報道に嫌悪感を示す声が少なくなかった。
第3位は二代目 中村獅童(49)。インスタグラムで、今年1月に初お目見えした陽喜くんや’20年6月に誕生した夏幹くんらとの家族仲睦まじい様子を頻繁にアップしている。いっぽうで「最初の結婚での離婚の時のマイナスなイメージがずっと残っていてそれからずっと好きではありません」というように、前妻の竹内結子さん(享年40)と’08年2月に離婚するまでに親権を巡り対立が報じられていたことを指摘する人が。また「歌舞伎役者とは思ってない。俳優としてはいいと思う」など、俳優としての活動が目立つがゆえの指摘もあった。
第2位は、渦中の九代目 市川中車こと香川照之(56)だ。人気ドラマへの出演や、朝の情報番組の司会、そしてNHKの子供向け番組への出演などまさに“好印象”の塊だった香川。しかし、先日女性ホステスへの性加害や“鬼の形相”で女性の髪をつかむ写真が報じられると、あまりに強烈な内容に多くの人が落胆をあらわにした。
「最近の騒動で歌舞伎役者ならぬ行動がとても悲しかったです。他の方たちも女性関係での騒動はありますが、女性に対しての暴力(言葉にしろ)は許されないことだと思います」
「今までは役者さんとして見てる分では特別嫌いじゃなかったけど、今回の報道の写真と朝の番組での謝罪になっていない謝罪でとても嫌いになりました」
「スキャンダルが出る前までは、カマキリ先生やインセクトランドなど虫に関する絵本や番組が好きでした。小さい子供がいることもあり、出演する番組を見ることも多かったです。しかし、今回の報道で巷にあるセクハラ親父となんら変わらないことがわかりガッカリしました。香川さんが出るドラマも楽しく拝見していただけに嫌い、というよりガッカリが強いです」
「過去のことをなぜ今更」と擁護の声も見られたが、それもあくまで一部だったようだ。
しかし、大バッシングを受けた香川を抑えた“ツワモノ”が――。
第1位は、もはやこの名で呼ぶのもあと2か月の、十一代目 市川海老蔵だ。今年に入ってから、義理の姉・小林麻耶(43)による暴露騒動、「SNSナンパ」による複数女性との交際や、妻の麻央さん(享年34)との思い出のつまった家での女性との密会報道など、連日スキャンダルを報じられていた。
’17年に麻央さんが亡くなってからは、ブログで子育ての様子を発信するなど“よきパパ”として注目を集めてきた海老蔵だが、世間はそれにも冷たい反応を示している。
「一見、いいお父さんに見えるけれど、若いこと遊んでるとネットに書いてあってあまりいいイメージがない」
「立派なのは看板だけ、人柄が嫌い。 歌舞伎、成田屋の看板、亡き妻でお涙頂戴、子供晒しで、楽して得しようとする根性が嫌い。 テレビ、マスコミに騒がれ、ブログのアクセス上げるのに必死」
11月には江戸時代から続く歌舞伎界の大名跡・團十郎を襲名する予定の海老蔵だが、私生活だけでなく芸への批判も相次いだ。
「何を演じても役ではなく海老蔵になるから」
「オリンピック開会式は、ズッコケ。意味不明の俺様芸。睨み出来ずただの寄り目。ヨーデル発声。こんなのが日本の伝統芸能代表と思われるとは、、日本人として恥ずかしかった」
梨園のトップである團十郎を引き継ぐ海老蔵。今後の汚名返上を期待したい。
【嫌いな歌舞伎役者ランキング】(回答:2022年9月6日~9月11日)
1位:十一代目 市川海老蔵(104票)
2位:香川照之(99票)
3位:二代目 中村獅童(20票)
4位:八代目 中村芝翫(14票)
5位:六代目 片岡愛之助(10票)
6位:十代目 松本幸四郎(3票)
6位:中村隼人(3票)
6位:四代目 市川猿之助(3票)
6位:七代目 尾上菊五郎(3票)
6位:五代目 尾上菊之助(3票)