「2回目の司法試験を受けた後の小室さんの顔は青ざめていました。報じられた写真では試験で手応えを感じているようには見えませんでしたが、心配が現実のものになってしまいましたね……」
そう語るのは、NY在住の日本人ジャーナリスト。
日本時間の4月15日未明、ニューヨーク州司法試験委員会が、今年2月の司法試験の合格者を公式サイトに掲載したが、そこに小室圭さんの名前はなかった。
アメリカ留学などを支援してきた奥野善彦弁護士には、小室さん本人から“不合格”の報告があったと報じられている。
NHKによれば、それは次のような内容だったという。
「(司法試験は)残念ながら落ちました。合格点に5点足りず、とても無念です。次は7月に挑戦します。しっかりと頑張ります」
今後も弁護士資格を得るための挑戦を続けると、恩人に表明した小室さん。だが回数を重ねれば合格の確率が上がるというわけではなく、精神科医の香山リカさんもこんな懸念をもらす。
「NYの司法試験と同列に扱うことはできないかもしれませんが、日本の医師国家試験の場合、不合格が続くと、どんどん合格から遠のいてしまうと言われています。失敗したことを思い出してしまい、次の試験でも実力を出し切れなくなってしまうのです。小室さんも今後、プレッシャーと闘っていくことになるでしょう」
立て続けの不合格が、小室さんが法務助手として働く法律事務所での立場を危ういものにしていることは想像に難くない。
ニューヨーク州弁護士のリッキー徳永さんはこう語る。
「昨年2月の試験と比べても、今年2月の試験は合格率が下がりました。小室さんのような再受験者の合格率はわずか30%でした。
おそらく小室さんは、司法試験に合格するという見込みで採用されていると思われます。一般的にいえば、2回失敗したにもかかわらず、解雇されることなく、3回目のチャンスを与えられる可能性は25%といったところでしょうか。
ただ小室さんは元内親王の夫であり、法律事務所としても雇用にはそれなりの計算があったと思います。ですから解雇されずにすむかもしれません。しかし今後、事務所のなかで小室さんが気まずい思いをすることは避けられないでしょうね」
現在、小室さんは学生ビザの延長であるOPTプログラムを利用している可能性が高いという。リッキーさんは、すでに小室さんは就労ビザの申請をしているのではないかと考えているという。
■「弁護士になることにこだわっていない」という関係者も
だが、小室さんがこのまま司法試験に落ち続ければ、いつ法律事務所が解雇の決断をしないとも限らない。そのとき小室さんは収入とビザを失うことになる。
そんな危機も予想してのことだろうか。眞子さんは昨年から、自分で活路を開くための布石を打ち続けていた。
本誌はすでに昨年10月、眞子さんがメトロポリタン美術館(The MET、以下MET)への就職を目指していると報じていたが、具体的な動きとして明らかになったのは今年4月に入ってからだ。
「眞子さんがMET運営のWEBサイトで同館が所蔵している日本の美術品の解説文を執筆していることが明らかになりました。さらに『ジャパンタイムズ』や『People』が、その勤務実態について報じています。すでにMETでの仕事をしているものの、現在はインターンの立場で“無給”とのことです。
ただ眞子さんの元内親王としての人脈もMETはあてにしているようで、正規の学芸員に就任することも時間の問題でしょう」(前出・日本人ジャーナリスト)
METの学芸員の年収は1,500万円ほどだという。また眞子さんは日本工芸会の総裁を務めていた。そうした経歴からアーティスト・ビザと呼ばれている「O-1ビザ」を取得できる可能性も高いというのだ。
小室さんが司法試験に合格できずとも、眞子さんが収入とビザの2つの問題を解決することもできる。だが、それが現実となったとき、小室さんとの夫婦関係に何らかの影響はないのだろうか。
夫婦問題研究家の岡野あつこさんは次のように語る。
「ご両親や世間の反対を振り切って結婚したほど、眞子さんにとって小室さんは“理想の男性”だったのです。その眞子さんを幻滅させないため、小室さんに必要なことは、つらい状況にあっても眞子さんを尊重し、大切にし続けることだと思います。
報道によれば眞子さんは、すでに美術館で働いているようです。今後、正規の職員となれば、小室さんより高い収入を得る可能性もあるでしょうし、『私がNYでの生活を支える』という気持ちになるかもしれません。
しかし、そこで問題になるのは夫のプライドです。嫉妬や劣等感から妻を応援できず、夫婦間でトラブルになってしまうケースも多いのです」
自分の夢か妻の成功か? そんな選択を迫られたとき、小室さんはどうするのだろうか。
前出の日本人ジャーナリストによれば、
「小室さんと面識がある日系ビジネスマンがこう言っていたことがあります。『彼の最大の目的はNYでの生活を続けることで、弁護士になることではないのではないか』と。小室さんと話したとき、弁護士としての将来のビジョンが明確に伝わってこなかったことから、そう感じたそうです」
■眞子さんが稼ぎ、小室さんが家事を担当するという未来も
確かにこの証言を補足する事実もある。
「’19年5月ごろ、金銭トラブルを担当していた代理人弁護士の『(小室さんが)弁護士になるとは言っていません』という発言が話題になったことがありました。
後に代理人弁護士はこの発言の真意について、『一般論として、弁護士資格を取得した後にはニューヨークで弁護士として働くだけではなく、企業の法務担当や、自身で起業するなど、さまざまな選択肢があるということを説明した』と語っています」(皇室ジャーナリスト)
前出の日本人ジャーナリストは、小室さんが主夫に専従して、眞子さんが働いて収入を得るという役割分担も十分にありうると考えているという。
「小室さんはフォーダム大学在学中に、カレーを作ったり、うどんをこねたりなど、自炊をしていたそうです。しかし眞子さんが食材を買っていた、料理を作っていたなどの話は聞いたことがありません。眞子さんはあまり家事が得意ではないのかもしれません」
’18年に眞子さんが鳥取県を公務で訪れた際、地元の高校生との会話で料理の話題になったとき、「私は卵焼きは一回も成功したことがないんです」と、話しているのだ。
さらにこのジャーナリストには“気にかけている情報”があるという。
「眞子さんがまったく姿を見せなくなったこともあり、現地では一時、妊娠の噂まで流れていました。
そんななか『デイリー・メール』が合否発表翌日の彼女の姿を撮影したのです。ゆったりしたジーンズに、ヒールのない靴を履いていましたが、今後は試験の合否や就職以外に、眞子さんの妊娠なども注目されていくと思います」
小室さんが金銭トラブルについて長文の文書を公表した際、“将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続ける”という箇所も注目された。
「“将来の私の家族”とは、眞子さんと将来生まれてくる子供のことを指していたと思われます。数年前から、眞子さんと小室さんの間では、アメリカでの生活設計について話し合われていて、そのなかには育児のことも含まれていたのでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)
2度の司法試験不合格のため、NY生活計画の変更を余儀なくされている小室夫妻。小室さんが主夫専従となり、やがて“育メン”に徹する……、そんな未来も遠くないのかもしれない。