米ミネソタ州のミネアポリス警察は、ロンドン・ビーンくん(12)を殺害した容疑で、ジェレマイア・マーキス・グレイディ被告(18)とその父親レタランス・デモン・グレイディ被告(40)を11月7日までに逮捕、起訴した。PEOPLEなどが報じている。
ジェレマイア被告は9月8日の午後2時頃、ミネアポリス市内でロンドンくんを銃撃。銃弾は胸部と腹部に命中し、ロンドンくんは死亡した。
Star Tribune紙が入手した訴状によると、事件の前にロンドンくんはジェレマイア被告の弟とケンカをしており、その報復として銃撃されたと見られているという。
警察は9月16日に逮捕状を請求し、9月20日にジェレマイア被告を逮捕していた。その約2カ月後の今月4日、ジェレマイアの父親・レタランスも第二級殺人罪と犯罪者を隠匿した罪で逮捕され、7日に起訴されたとKTSPは伝えている。
PEOPLEは、報復殺人をそそのかしたのは父親のレタランス被告だったと、ジェレマイアと弟が取り調べに対して話していると報じている。一方レタランス被告は、息子のジェレマイア被告に銃を使うように勧めたことは否認しているという。
しかし、ジェレマイア被告の弟とロンドンくんがケンカした場所に、車でジェレマイア被告を連れて行き、ロンドンくんが来るのを近くの駐車場で待ち、銃声が響いた直後に息子を車に乗せて逃亡したことは、レタランス被告も認めている。
レタランス被告とジェレマイア被告の父子は保釈が認められず身柄を拘束されており、今月30日には審理が行われるという。