10月19日は「イクメンの日」。積極的に育児をする男性を指す言葉としてすっかり定着した“イクメン”だが、男性の育児休暇を推進するべく“パパが育児を楽しみ・頑張る日”として「イクメンオブザイヤー実行委員会」によって2011年に記念日が制定された。
一般社団法人日本記念日協会の公式サイトによると、日付の由来は10(トウサン=父さん)と19(イクジ=育児)の語呂合わせから成り立っているという。そして“イクメン”とは、「子育てを楽しむだけでなく、ママを幸せにできちゃうパパのこと」と記されている。
そんな子供の育児に積極的なのは芸能人も同じ。そこで、これまで本誌が目撃してきた子供とのふれあいを振り返りたい。
■堺雅人
10月17日に公開された日本マクドナルドの新CMで、父親役を演じている堺雅人(49)。出演にあたってのインタビューでは、「ハッピーセットはよく買いますね。子供のハッピーセットを非常に羨ましく思いながら見ております」と語っている。
プライベートでは、21年3月下旬、当時2歳だった娘を連れて関東近郊にある人気アニメのテーマパークに訪れていた。混雑時でもフードコートの席をすぐに見つけ、娘と同じメニューを仲良さげに食べていた堺。また、娘が遊具スペースで遊んでいる際は、近くの柵に腰をかけて優しく見守っていた。楽しそうな娘の様子を逃すまいと、スマートフォンで熱心に動画撮影をする姿はよきパパそのものだった。
また、今年4月には、長男が有名私立小学校に入学したという堺。本誌は昨年12月、堺が妻の菅野美穂(45)と二人三脚で子供の受験に奔走してきたことを報じている。20年に大ヒットした主演ドラマ『半沢直樹』(TBS系)以降、仕事をセーブしつつ育児を優先させてきたようだ。
■小栗旬
現在、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で主役・北条義時を好演している小栗旬(39)。ドラマは残すところ10話となり、最終章に突入しようとしている。いっぽうプライベートでは、7月に第4子が誕生したと報じられたことも記憶に新しい。
大河の撮影も忙しい今年5月下旬の夕方。この日は仕事が早く終わったのだろうか、都内の広々とした公園で子供たちと元気よく遊んでいた小栗。第3子を抱っこして第2子と競走する姿もあり、“ちょんまげ”のように束ねていた髪がピョコピョコと揺れていた。
当時、公園に居合わせた男性はその良きパパぶりを本誌にこう明かしていた。
「私たちが鉄棒でトレーニングしていたら、小さな子供がやってきました。お子さんが鉄棒で遊び始めたところ、背の高いパパが追いかけてきて『順番を守らなきゃダメだよ』と優しく諭していました。『どうぞ使ってください』と鉄棒を譲ると、パパは『すみません。ありがとうございます』と丁寧に頭を下げてくれました。『すごく感じがいいな』と思い、顔をよく見ると小栗旬さんでした」
公園で遊んだ後、手慣れた様子で2人の子供を前後のチャイルドシートに乗せた小栗。颯爽と帰っていく後ろ姿からは、家族を大切にしていることが伺いしれた。
■DAIGO
現在放送中の料理番組『DAIGOも台所~きょうの献立何にする?~』(ABCテレビ/テレビ朝日系)が好評のDAIGO(44)。初回放送の冒頭では、「家庭で、台所で戦力になりたい」「娘のお弁当を1人で作る」と目標を掲げていた。
妻の北川景子(36)と5回目の結婚記念日を迎えた21年1月11日。2人がいたのは、たくさんの雛人形が並ぶデパートの催事場だった。記念すべき娘の初節句を祝うべく、ベビーカーを押しながら真剣な眼差しで雛壇を選ぶ北川。そんな妻に寄り添うように、DAIGOはすぐそばで店員の説明を聞き、ときおりベビーカーの娘に笑顔を見せていた。
■市村正親
1年以上別居を続けてきた元妻の篠原涼子(48)と、21年7月に離婚を決断した市村正親(73)。いっぽう13年には「イクメンオブ ザイヤー」を授賞するなど、父親として2人の息子に寄り添ってきた。21年10月から上演されたミュージカル『オリバー!』では、当時13歳だった長男との初の親子共演も話題を呼んだ。
そんな子煩悩な市村の姿を本誌も見てきた。20年7月下旬、有名私立小に通う当時小学3年生の次男とともに、保護者同伴の説明会に向かった市村。正午過ぎに説明会が終わり、そのまま帰宅するかと思いきや、今度は入れ替わるように当時小学6年生だった長男を連れて再び説明会へ。説明会を終えると、市村は楽しそうに話す長男の手をしっかりと握りしめながら帰路に就いたのだった。
それぞれのやり方で子供と向き合う芸能人たち。子供とのふれあいが、仕事に邁進するパワーの源なのかもしれない。