「本当に調子がおかしくて、1週休んで。もう2~3日、大事をとりましょうか、ぐらいで」
10月15日、『キャスターな会』(テレビ朝日系)でこう語ったのは中居正広(50)。1日の放送を体調不良で欠席し、8日も“念には念を”と欠席。2週連続でレギュラー番組に不在という異例の事態となっていた。
「中居さんは14日放送の『中居正広の金スマスペシャル』(TBS系)の収録も休みました」(テレビ局関係者)
酒豪で知られる中居。今回は「肝臓の数値は問題なかった」と話し、3週ぶりに元気な姿を見せたが、芸能関係者は彼の体調を心配する。
「4月末にラジオ番組で『最近腹痛で……』と告白していましたが、7月中旬には急性虫垂炎で入院し、緊急手術。そのため、総合司会を務める予定だったTBS系の音楽特番の生放送を欠席しました」
これまで中居は、ラジオ番組などでたびたび自身の“飲酒事情”を明かしてきた。
「やはり肝臓が悲鳴を上げているのではないでしょうか。中居さんは大の焼酎好きで、特に“いいちこ”がお気に入り。1週間で2升のペースで、毎日平均6時間も独りで飲み続けていた時期があったといいます」(前出・芸能関係者)
こうした生活がたたってか、’17年には肝炎で入院。しかしそれでも肝臓を休ませることはなく……。
「定期的な検査のたびに禁酒を繰り返してきましたが、今年の頭からは日本酒にハマり、朝からお茶を飲むかのように飲んでいたといいます。その影響か、4月の血液検査では肝機能の指標とされるγ-GTPが“病院で最も悪い値が出た”と本人が話していました」(前出・芸能関係者)
アルコール専門外来のある「さくらの木クリニック 秋葉原」の倉持穣院長はこう語る。
「アルコールは脳に影響し、飲酒へのブレーキを壊します。一定期間の断酒はできても、油断して再開するとブレーキがきかないため、しばしば大量飲酒に戻ってしまいます。これが依存症の特徴です。
独り飲みの場合は止めてくれる人がいないのも危険。長期間大量に飲み続けると、肝硬変やがんのリスクも高まります」
もともと酒豪の中居だが、特に酒量が増えるきっかけになったのは’20年3月末のジャニーズ事務所からの退所と独立だったという。
「自ら立ち上げた個人事務所の社長に就任しましたが、書類の整理や税理士とのやり取りなど、慣れない社長業に追われてきたそうです」(前出・テレビ局関係者)
いっぽうで、タレントとしての仕事にも手を抜かないプロ意識の持ち主でもある。
「中居さんは非常に勉強家で、いつも番組の台本やゲストの情報をすべて頭に入れて収録に臨みます。情報番組である『キャスターな会』では、扱うニュースの背景をしっかり把握しなければならず、収録前には特に入念に準備しているそうです」(前出・テレビ局関係者)
“二足のわらじ”に中居はかなり苦労しているようで……。
「独立前に想像していた以上に社長業の負担が大きく、タレント業に思うように時間を割けなくなってしまったようです。『能力と余力がとられちゃうよ』と周囲に漏らしたこともあったそうで、ストレスから酒量が増えているようです」(前出・テレビ局関係者)
前出の芸能関係者は言う。
「最近は健康を意識してアルコール度数の高いお酒は控えているそうですが、ビールは継続中。完全な禁酒には至っていないようです。以前は地元の友人やかわいがっている後輩・Kis-My-Ft2とバッティングセンターやゴルフに行っていましたが、それもコロナ禍で激減しているといいます」
運動の機会が減っていることも体調に影響しているのだろうか。こうした中居の様子に気をもむのはファンだけではない。 「来年1月期の連続ドラマのゲスト出演オファーがあったといいますが、中居さんは断ったそうです。体調が理由ではないということですが……。自炊を増やし、青魚や野菜を取り入れるなど工夫しているそうですから、体調が安定してくることを願っています」(制作関係者)
8月で50歳になった中居。健康にはくれぐれも留意してほしい。