「この度はおめでとうございました」
「……」
「眞子さんとお祝いする時間はありましたか?」
「……」
記者が祝福の言葉や質問を投げかけるのに対し無言を貫き、歩き続ける小室圭さん。11月上旬、小室さんへの直撃取材を試みる映像が日本の各テレビ局により報じられた。
皇室担当記者はこう語る。
「小室夫妻が昨年11月に渡米する際、在ニューヨーク日本国総領事館と、NYに支局を構える日本メディアとの間に“報道協定”が結ばれたそうです。
“日常生活の取材を自粛する代わりに、正式に取材する機会を設ける”というものでしたが、1年たってもその機会は与えられなかったため、ついに各テレビ局も独自取材に踏み切りました。
しかし小室さんが、まったくコメントを出そうとしないのは、映像で流れているとおりです。’17年5月、眞子さんとの婚約内定が報じられた直後に小室さんが勤務先で囲み取材に応じ、柔らかな笑顔を見せていたときからは隔世の感がありますね」
小室さんの対応については、《質問にガン無視》《呼びかけを完全無視》などとも報じられた。
静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは、
「これまでも発言するごとに、賛否を呼んでいたので、何も語らないほうが安全という判断にいたったのかもしれません。
もちろんメディアへの不信感も抱いているのでしょう。ただ無言を貫くにせよ、メディアへの敵意をあからさまに見せてしまうような態度は得策ではないと思います。今後、小室さんが秋篠宮家との交流を復活させることや、自分たちの生き方について日本国民の理解を得ることを考えるのであれば、もう少し柔らかな対応のほうがよかったのではないでしょうか」
そのいっぽうで「小室さんは、日本国民からの支持はもう必要ない、と考えるようになったのではないかと思います」と語るのは、小室夫妻の取材を続けているNY在住の日本人ジャーナリストだ。
「昨年から小室さんは法律事務所『ローウェンスタイン・サンドラー(以下LS)』にロークラーク(法務助手)として勤務していました。LSは司法試験浪人時代をサポートしてくれた“恩人”ともいえる事務所です。
小室さんは10月下旬にニューヨーク州の司法試験に合格しました。来年1月に弁護士へ就任以降も、LSで働き続けるとみられていたのですが、実は最近になって複数の法律事務所が“小室さんの獲得”のために動いているという情報をキャッチしました。
そのうちの1つがゲイリー森脇氏がパートナー弁護士(共同経営者)を務めている法律事務所『ウィンデルス・マークス(以下WM)』なのだそうです」
ゲイリー森脇氏は、NY日系人会の会長を何度も務めたことがある有力者。’20年夏に小室さんがWMでインターンをしていたことから、ゲイリー氏は小室さんのNY法曹界での“後見人”とも目されてきたのだ。
LSでの弁護士としての報酬は1年目でも年間3千万円ほどになるというが、“いきなりの移籍”は、小室さんにとってどのようなメリットがあるのだろうか。
■取材攻勢にも沈黙の陰に「法律家としての自信」
国際弁護士の資格も持つ清原博弁護士は次のように語る。
「若い弁護士が、新しい事務所に移籍することはNYでは珍しいことではありません。小室さんがいま働いているLSはビジネス関係に強い事務所、いっぽうのWMは不動産売買や不動産の遺産相続に強い事務所です。小室さんが発表してきた論文などから推測すると、LSのほうがやりたい仕事が多いと思います。
それにもかかわらず、小室さんがWMへの移籍を考えているのであれば、ゲイリー氏が彼に日本人コミュニティでの活動や、のちのちそこでリーダーシップを発揮してくれることを期待しているのではないかと思いました」
小室さんもそのような未来に魅力を感じているのだろうか。
またニューヨーク州弁護士のリッキー徳永さんは、
「有力サイトLaw.comのランキングによれば、現時点でLSはアメリカ国内で140位、WMは277位です。また弁護士数はLSが325人、WMは142人。規模だけでいえばLSのほうが“格上”ということになります。
一般的に事務所の規模と年収は比例しています。しかし、仮に小室さんがランキングが下のWMを選ぶとすれば、LSよりも高い年収のオファーがあった場合ということになるでしょう」
前出のNY在住のジャーナリストによれば、ゲイリー氏は、ついに司法試験に合格した小室さんを高く評価しているという。
「“元内親王の夫”を擁することで、これまで以上の日系のクライアントを獲得できると考えているのでしょう。LS以上の年収をオファーすることになりますので、4千万~5千万円という金額が提示されているはずです」
まだ実績ゼロであるにもかかわらず、争奪戦が勃発しつつある小室さん。日本メディアの取材にも堂々とした態度で沈黙しているのは、“法律家としての自信”が芽生えているからなのだろうか。