「ちょっと言っていい? あのねごめん。おいしいわけじゃないやんか。だから毎回言ってるけど、どうしてもこれは直らない。寮母の飯がマズイ」
こう語ったのは、女子プロレスラーでタレントのジャガー横田(60)と医師の木下博勝氏(54)の長男・木下大維志くん(16)。
6月27日に公開されたYouTube「ジャガー横田ファミリーチャンネル」の動画内で、視聴者から「寮のご飯で好きなメニューは何ですか?」と質問され冒頭のように答えたのだ。
これまで高校受験で6度の不合格が報告された大維志くんだが、今年3月19日に無事に合格。現在は全寮制の高校に通っており、今回の動画は帰省にともなっての出演だった。
大維志くんの発言にネット上では《作ってくれている人の気持ちを考えないと》《寮母さん可哀想…》との声が上がり、炎上する事態に。しかし、それ以上に問題視されているのが、父親の木下氏だ。
大維志くんが「寮母の飯がマズイ」と言い切ったあと、木下氏は笑いながら「リアルに言うな」と返答。大維志くんは「寮母のばあさん」とも言い放ったが、木下氏は「寮母さんだろ」と軽く叱るも笑い続けていた。
さらに木下氏は、「(寮母さんが)見てるかもわからんだろ。あと、出前館取るのやめろ!」と大維志くんに言う一幕もあった。
一方でこの動画は、24日に行ったインスタライブの前半部分を投稿したもの。動画のテロップでは「寮母さんとJJ(大維志くん)は仲良しですw」と表記されたが、ネット上では木下氏が息子の発言をそのままYouTubeに公開したことにも批判の声が上がっている。
《息子の暴言に対して、見てるかもしれないとたしなめる父親。普通なら寮母さんに対して作ってもらうことに感謝するべきと教えても良いと思います。味が悪いのか、たまたま味が合わないのか知らないけど、公に発言し、学校まで明らかにすれば寮母さんの仕事にも影響を与えかねないと思いますが。仲良しだろうと親しき仲にも礼儀は必要です》
《寮母さんの気持ち、、YouTubeなら、編集次第でカットするなりどうにでもできるだろうに、、相手の気持ちを考えられないんだろうな。それを、きちんと注意したりできない親も良くないね。嘘をつけとは言わないけど、自分の気持ちを全て言ったからいい訳ではないよ言することは、特に著名人の子息であれば、親としてたしなめるべきことだろう》
《インスタライブでの発言なら訂正できないし仕方ない...だけど、それを切り取って編集してYouTubeに載っけるのは、木下さんの責任。親子共々正式に学校と寮、寮母さんに謝罪する案件》
木下氏と母親のジャガー横田は著名人だが、大維志くんは未成年かつ一般人だ。ましてや子供の言動には、親の“監督責任”が問われるのではないだろうか。
「高校に入学したばかりとあれば、ネットリテラシーの分別がそこまでついていない可能性も大いにあるでしょう。大維志くんは動画内で、学校が特定できるようなヒントをいくつも挙げています。もしも学校が特定され、寮母さんがネット上で晒されたりするようなことがあれば、学校側にとっても一大事。“こういう発言はしてはいけない”と、親がしっかりと教える必要があるのではないでしょうか。
さらに、著名人によるネット上での発信は一般人よりも影響が大きく、すぐに広まってしまいます。今回のような発言によって大維志くんが批判されてしまうのは、前もって予想がつくはず。YouTubeにアップする前に、編集の段階でカットすることもできたのではないでしょうか」(ITジャーナリスト)
動画内では、「寮母の話は必ず定番ですから」とも話していた大維志くん。果たして木下氏は、息子の奔放な発言を“ネタ”として使い続けるのだろうか。