(写真:アフロ)
《そろそろ、選挙の話はいいんじゃないかな。当選したのは、生稲が努力したからだし、誰にだって新人という立ち位置はある。これから何を成すかが大切だと思う。温かい目で見守ってほしい。楽しいTwitterにしょうよ》(原文ママ)
7月13日、こうツイートしたのは国生さゆり(55)。7月10日投開票の参院選で自民党から出馬し、初当選した元おニャン子クラブの生稲晃子議員(54)を擁護した。同じくおニャン子クラブの元メンバーだった国生にとって、生稲議員は後輩にあたる。
ことの発端は、とあるユーザーが生稲議員のTwitterアカウントに《間違えて当選してしまった音痴のお好みおにゃんこに、国生さゆりが嫉妬してることでしょう》などとリプライしたこと。
自らの名前が出されたことで反応したのか、冒頭のように呼びかけた国生。ところが後輩を庇った彼女のツイートには、次のような厳しい声が寄せられ“炎上”する事態に。
《いいわけないだろう、ふざけるな。何の努力をしたのか知らないが、批判を受けつけない政治家など必要ない。前向きな言葉に見せかけて、批判を封じ込めようなどというのは言語道断》
《そろそろっていうかこれからでしょ。選挙終わったら終わりじゃないんですよ?》
その一方で、国生に共感する声も上がっている。
《新入社員が、初日からバリバリ仕事をこなせないように生稲さんも、新人議員としてたくさん勉強し学んでいけばいいことだと思います》
《そうですね。本当に出馬するなんてびっくりしたけど、これからが大事ですよね》
初当選の生稲議員をめぐって様々な意見が飛び交うのは、選挙期間中に波紋を呼んだ彼女の行動も背景にあるようだ。
「生稲議員は、NHKが実施した立候補者アンケートをほぼ無回答で提出しました。さらに東京新聞に掲載されたアンケートでも、回答が他候補者と酷似していたことから物議を醸しました。加えて、各テレビ局のインタビューを“勉強不足”を理由に断ったとも報じられました。この報道に対して、生稲陣営は猛抗議。当落結果が出るのに時間がかかることから、全てのテレビ局の中継に対応するかしないかの“二者択一”の結果、断ったのだと説明しました。しかし、この説明に納得できない有権者も少なからずいました」(社会部記者)
だが、生稲議員は国会議員としてスタートラインに立ったばかり。“本領発揮”が期待されるのは、これからだろう。
「選挙活動でついてしまったマイナスイメージを払拭するべく、今後は政治家としての発信が重要になってくるでしょう。生稲議員は‘16年に、安倍晋三元首相(享年67)を議長とする『働き方改革実現会議』の民間議員に選ばれました。自らの乳がん体験をもとに、病気を抱えて働く人の治療と仕事の両立を支援する『トライアングル型支援』を提言し、採用された実績があります。参院選ではこの支援を日本中に広めていきたいと訴えていたので、どのように具現化させていくか注視されることでしょう」(前出・社会部記者)
生稲議員の一挙手一投足に、ますます注目が集まりそうだ。