《私事で恐縮ですが、父になりました。コロナ禍で残念ながら立会い、面会は叶いませんでしたが、妻も娘も命懸けで頑張ってくれました》
3月21日、Instagramでこう報告したのは三浦祐太朗(37)。妻で声優の牧野由依(36)との間に、第1子が誕生したのだ。
初子の小さな手の写真も添えた祐太朗は、《我が子の誕生にただただ感動しております。産院の皆様、そしてあたたかく見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました》と感謝の気持ちを綴っている。
三浦友和(70)と百恵さん(63)の長男の祐太朗が牧野と結婚したのは、’20年6月。友和は結婚に際し、《2人が並んで私と妻の目の前にいることに、何の違和感もなく、心から祝福できる2人の姿が、そこにありました》と祝福のコメントを寄せていた。
百恵さんもまた夫と同じように、祐太朗の結婚を喜んでいたようだ。祐太朗が結婚した際、百恵さんは結婚祝いとして息子夫妻にかつて制作した純白の手作りリングピローを贈呈していたという。
百恵さんのキルト作品集『時間の花束 Bouquet du temps』(日本ヴォーグ社)に掲載されたリングピローの解説には、《いつまでも末永く仲良く幸せに、の気持ちを込めて》と綴られていた。
「百恵さんがリングピローを制作したのは、’14年のことです。いつか祐太朗さんや次男の三浦貴大さん(36)が結婚する日のことを思い浮かべながら、針を運んだのでしょう。三浦家のイニシャルであるMの文字が大きくデザインされており、縁飾りには『健康、長寿、清潔、素直』を意味する真珠のモチーフが施されていました」(三浦家の知人)
本誌は結婚数ヶ月後の’20年8月、都内の駅近くにあるリーズナブルな寿司店でデートをする祐太朗夫妻を目撃。当時、新婚の2人は肩を並べて仲睦まじく歩く姿が印象的だった。
そんな夫婦の時間を大切にしている祐太朗は、今年で結婚生活42年を迎える両親を目標にしているようだ。
「百恵さんは人気絶頂だったにもかかわらず、結婚を機に芸能界から完全に身を引いて家族を支えてきました。友和さんもそんな百恵さんに、常に感謝を伝えているそうです。
友和さんも『ケンカはしたことがない』と語るほど仲良しな2人は、月1回は夫婦でデートに出かけるという結婚当初からのルールも健在です。祐太朗さんが由依さんと2人きりで食事に出かけるのは、お互いを大切にしている両親の影響でしょう」(芸能関係者)
同年11月には明治安田生命が毎年行っている「理想の有名人夫婦ランキング」で、友和&百恵さんが15年連続1位に輝き、ついに殿堂入り。翌月に本誌が祐太朗を直撃すると、「両親が僕ら夫婦の手本ですから。本当に仲よしなんです」と“理想の夫婦像”を語ってくれた。
■LINEのスタンプを送り合うほど良好な嫁姑関係
そんな三浦家だが、百恵さんと牧野の嫁姑関係も良好のようだ。結婚を機に芸能界を去った百恵さんだが、結婚後も仕事に励んでいる牧野を気遣っているという。
「昔から子供たちの考えを尊重してきた百恵さんは、働きながら家庭を支える由依さんのことも応援しているそうです。日頃からよく連絡を取り合っていて、今ではLINEのスタンプを送り合う仲だと祐太朗さんも話していました」(前出・三浦家の知人)
本誌は’21年1月初旬、祐太朗が牧野を伴って東京都国立市にある実家に、新年の挨拶に訪れる姿を目撃。牧野にとって義実家で過ごす初めての正月となったが、祐太朗と犬の散歩をするなど穏やかな時間を過ごせたようだ。
そんな2人が帰ろうと車に乗り込む際、玄関の外まで見送りに出ていた百恵さん。新しく娘となった牧野に向けた柔和な笑顔には、愛情が満ちあふれていた。
それから9カ月ほど経った同年10月、牧野はInstagramで第1子の妊娠を報告。《出産に向け心身共にしっかり整え、皆さまに良いご報告ができるよう、この小さな小さな新しい命を夫婦で手を取り合いながら大切に守っていきたいと思っております》と綴っていた。
初孫の報せに喜んだ百恵さんは、引退後のライフワークとなっていたキルト作りの“集大成”に励んだという。
「百恵さんは『東京国際キルトフェスティバル―布と針と糸の祭典―』の第1回目から毎年参加していました。ですが新型コロナの影響も大きく、’20年の開催をもって終了してしまったのです。
キルト展の終了に落ち込んでいた百恵さんですが、お孫さんの報せを聞いて気を取り直し、お孫さんに贈るベビーキルトの製作に取り掛かったと聞きました。百恵さんは’17年のキルト展でも子供部屋用のベッドカバーを発表しました。これには“いつかは孫の顔が見たい”という願いがあったそうです」(前出・三浦家の知人)
待ち望んでいた初孫の誕生に、“神姑”の百恵さんも顔をほころばせていることだろう。