インド北部のウッタル・プラデーシュ州バレーリー県で、野生のサルが凶行に及んだ。DNA INDIAなどが報じている。
同県ダンカ村に住むニルデシュ・ウパディヤイさん(25)とその妻が、生後4カ月の息子を抱いて三階建ての自宅のテラスを歩いていていたときのこと。突如、野生のサルの群れがテラスまで登ってきて家族を取り囲み、威嚇してきた。
ウパディヤイさんは息子を抱いて走って逃げたが、その際に腕から息子が滑り落ちた。サルはすかさずこの赤ちゃんを奪い取り、テラスから放り投げてしまった。地面に叩きつけられたウパディヤイさんの息子は、そのまま亡くなってしまったという。
NEY YORK POSTは、家族が赤ちゃんの命名式の準備をしていたところを襲撃されたと伝えている。
サルによる子どもの襲撃は先月18日にもタンザニアで発生している。授乳中の母親から生後1カ月の赤ちゃんがさらわれ、救出されたもののこの時のケガが原因で赤ちゃんは亡くなってしまった。
今回インドで起きた事件は、バレーリー県森林局のチームが調査に当たっているという。