(写真:時事通信)
2月23日、62歳の誕生日を迎えられた天皇陛下は宮殿で催された祝賀の儀に臨まれた。
ネイビーのロングドレス姿の雅子さまと並んで、お祝いの挨拶を受けられる陛下。多くの人が集う一般参賀や、飲食を伴う会は3年連続で中止となったが、昨年とは違い、誕生日の儀式に雅子さまとお二人で出席されたことで華やかな印象が残った。
誕生日の会見で、陛下は雅子さまについて「私の日々の活動を支えてくれる大切な存在であるとともに、公私にわたり良き相談相手になってくれています」と語られたほか、「雅子は」「雅子と共に」「私たち」と繰り返し述べられ、お二人で歩むことを大切にしているお気持ちを表された。
雅子さまの昨年末からのお疲れについては「感染症の感染拡大による活動への制約などから、体調を整えにくくなっている面はあります」とご説明。ご夫婦の絆を感じさせる会見となった。
誕生日会見で語られたご夫婦の絆ーー陛下のお言葉と写真で振り返ります。
■「雅子と共に、『平和の礎』を訪れ、二人そろって、沖縄戦で亡くなった全ての方々への思いを新たにいたしました」
’97年、本土復帰50年にあたり沖縄への思いも述べられた。
■「私は、雅子と共に、引き続き被災地に心を寄せていくつもりです」
’17年、津波の被害が甚大だった宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)地区で供花された。
■「新型コロナウイルス感染症の影響により、国民の皆さんと広く直接触れ合うことが難しくなっていることを、私も雅子も残念に思っています」
オンラインで日本各地を訪問され、多くの人とご交流。そのメリットもお感じになっている。
■「愛子と3人でいると、私たちの団欒は、笑いの絶えない楽しいものになっています」
20歳になられた愛子さまと楽しそうに語らいを。
お誕生日写真で、優しい笑顔で見つめ合われる両陛下。そんな写真からもお二人の心の絆が感じられる。