香川照之(56)に過去の性加害が報じられて1カ月。10月期放送のTBS日曜劇場『アトムの童(こ)』では、降板した香川の代役としてオダギリジョー(46)の起用が発表されるなど余波が広がっている。
「当初、香川さんのキャスティングは未発表でしたが、性加害報道によって明るみになったかたちです。すでに収録されていたシーンもあったそうですが、撮り直すことになったといいます。代役を引き受けてくれたオダギリさんに、香川さんは感謝していたと聞いています」(芸能界関係者)
さかのぼること8月26日、『THE TIME,』(TBS系)で生謝罪をした香川。この時点ではドラマやCMの降板はなく、活動を継続させるものだと思われていた。
「高い演技力とユーモア溢れる人柄で知られていた香川さんは、好感度が高かったこともあり世間では擁護する声も多数上がっていました。しかし『週刊新潮』が9月1日号で、香川さんがクラブのママの髪を掴んでいたことを写真つきで報じると空気は一変。
9月2日放送の『THE TIME,』では録画映像が流れ、香川さん自ら降板を発表しました。さらに、香川さんをCMに起用していた企業が、次々と放送の見合わせや契約を更新しないことなどを決定したのでした」(前出・芸能関係者)
CM出演においては、トヨタ自動車やアリナミン製薬など有名企業7社に起用されていた香川。現在までに6社が撤退しているが、「キンチョー」の愛称で知られる大日本除虫菊株式会社は各メディアの取材に「検討中」と回答していた。
本誌も8月26日、同社に今後の対応について問い合わせると、「報道があって発表があったばかりなので、まだ検討中です。決まっていないというよりも“検討中”ですね」との返答があった。
テレビでのCM放送は終了しているが、現在も同社の公式サイトでは香川が出演する複数のCM動画が残っている。報道から1カ月が経ったいま、何らかの判断は下されたのだろうか?
9月28日に改めて電話で問い合わせると、担当者は「まだ色々考えています」と回答。続けて「それは検討中ということですか?」と問うと、「そうですね、大きく言えば。はい」との返答が。検討内容の詳細については、「申し上げられません」とのことだった。
香川にとって“最後の砦”となる同社は、最終的にどのようなジャッジを下すのだろうか。