7月8日午前11時半ごろ、奈良県の近鉄・大和西大寺駅付近の路上で街頭演説をしていた自民党の安倍晋三元首相(67)が凶弾に襲われた。10日に控える参院選を目前に起こった悲惨な事件に、国内外で動揺が広がっている。
報道によると、安倍氏は背後から拳銃で2発銃撃され、その場に倒れ込んだとのこと。奈良県警は同県在住の山上徹也容疑者を殺人未遂の容疑で現行犯逮捕。安倍氏は救急搬送されたが、心肺停止状態で生命の危険にさらされているという。
各メディアで速報が一斉に流れると、ネット上では他政党からも安倍氏の容態を懸念する声が相次いだ。また、暴力によって言論を弾圧しようという行為に対しても、怒りの声が上がっている。
松野博一官房長官(59)は事件を受け、目に涙を浮かべながら「いかなる理由であれ、今回のような蛮行は許されるものではなく、断固非難する。政府としては各種の対応に万全を期していく」と主張。
そのようななか、安倍氏のもとへ真っ先に向かったのは昭恵夫人(60)だ。朝日新聞によると事件発生から約1時間が経った12時25分ごろ、昭恵夫人を乗せた車が東京都内の自宅を出発したという。
’06年9月から’07年8月、’12年12月から‘20年9月と2度にわたって内閣総理大臣を務めた安倍氏。昭恵夫人は、’87年に結婚してから今日にいたるまでそばで安倍氏を支え続けてきた。ネット上では、安倍氏の元へ駆けつけた昭恵夫人の胸中を慮る声が広がっている。
《何だか涙が出てしまう。いつも明るい昭恵夫人もどんなに心を痛めているか…一緒に祈っています。数え切れない国民が祈っています》
《安倍さん無事でいてください。どんなに不満があってもこれは許されることじゃない。昭恵夫人を思うと涙出る》
《人によっては思うことあるかもしれないけど日本のために頑張ってくれた人なのに、、、昭恵夫人大丈夫かな?》
《参院選前にとんでもない。安倍元総理さんの回復を祈ります。昭恵夫人も心配です》
今はただ、安倍氏の意識が回復することを祈るばかりだ。