2月27日、覚せい剤使用の罪などに問われていた田中聖(こうき)被告に対し、千葉地方裁判所松戸支部は懲役1年4カ月の実刑判決を言い渡した。
「2022年1月、愛知県名古屋市内のホテルで覚せい剤を所持していたとして、2月に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕。その後、起訴され、6月20日に名古屋地裁で執行猶予つきの判決を言い渡されましたが、そのわずか9日後、またも覚せい剤使用で逮捕されたのです。
今回はその件についての公判でしたが、裁判所も『実刑が相当』と判断したと、各紙で報じられました」(週刊誌記者)
2022年には5度も逮捕されている田中被告。そのたびに「元KAT-TUN」という肩書きが報じられ、グループのファンからは悲しみの声が上がっていた。
「最初に逮捕されたのは、2017年5月の大麻取締法違反容疑での現行犯逮捕(のちに不起訴処分)でした。それ以来、5年近く、なにごともなかったのですが……
2月24日、3月17日には、覚せい剤取締法違反(使用、所持)と医薬品医療機器法違反(指定薬物所持)の容疑で、そして、6月29日の覚せい剤所持での逮捕と7月20日の再逮捕、11月29日の恐喝での逮捕です」(事件担当記者)
文字どおり、“悪行三昧” の1年だった田中被告。その1年の直前に、犯罪でこそないが、本誌は田中被告の “ひどすぎる女性対応” を報じていた。
2021年12月のこと。特徴的なドレッドヘアをなびかせ、千葉県内のラブホテルから出てきた田中被告は、フロントでもたつく女性には見向きもせず、そそくさとその場を去ってしまう。遅れて出てきた女性は、一瞬、彼を探し、遠くに離れた彼の背中を駆け足で追いかけていった。
女性にホテル代を払わせていたように見えた田中被告。このとき彼と一緒にいた女性に、後日、話を聞くと「そうですね。すみません、これ以上はちょっと……」と、田中被告にお金を渡すなどしていたことを認めたのだった。
女性の友人が、田中被告の「わがままな要求」について、こう明かしていた。
「彼の車や、トイレに呼び出されて “コト” をすませることもあるようで、毎回、1時間ほどで帰されると聞きました。
田中さんが住む千葉の実家そばのラブホテルに呼び出すこともあります。ホテル代は彼女が払い、そのうえ、彼と会うたびにお金を渡しているんです。30万円渡したこともあると聞きました」
こうした内容を当時、田中被告に確認すると「現状、誰かに金銭を要求している事実はございません」と否定したが、その約半年後に恐喝を働いていたことになる。
さらに本誌は、2022年2月に田中被告が逮捕された際、田中被告と交際していた都内在住の20代女性に、田中被告がどのように薬物に依存していたのか、話を聞いている。
「聖とつき合いだしたのは、5年ほど前からです。そのころの彼は、大麻所持の疑いで現行犯逮捕されたばかりで、咳止め薬を大量に飲んだりしていました。彼なりに、クスリと縁を切ろうとしているのかと思っていたんですけどね……。
昨年あたりから、明らかにクスリを使っていることがわかるようになりました。会うと呂律が回っていない状態だったので、私が『クスリやってるでしょ』と問い詰めると、『やめてるよ』と言って、すぐにセックスをしようとするんです。LINEでは『今日はチャリをキメたんだ』『アイスキマってんだよ』って送ってきたり。もう取り返しがつかないところまで来てしまったんだろうなと思いました」(「チャリ」はコカイン、「アイス」は覚せい剤を指す隠語)
別の女性も、田中被告の薬物使用現場を目撃していた。
「昨年(2021年)12月に彼のライブに行ったら、いつもと様子が違うんです。目がうつろで、ライブ中ずっと手足が震えていました。そのあとホテルで、彼は『久しぶりだから溜まっている』と言って、何回も行為に及びました。いつもより感情の起伏が激しくて、『痛いことをされたいし、したいんだ』と言っていて、怖かったです。
でも、いちばん怖かったのは翌朝。突然チェックアウトを延長した彼が、得体のしれない液体が入ったVAPE(液体を加熱して吸引する喫煙器具)を取り出したんです。
彼がそれを吸ったあと『ギリギリで合法だから』と言って、無理やり私も吸わされました。その途端、急に眠くなって、いつのまにか意識が飛んで、目が覚めたら5時間もたっていました。彼は水を大量に飲むし、心と体がバラバラという感じで、どう見ても普通ではありませんでした」
ファンを裏切り続けた田中被告。今回の判決をどのように受け止めているのだろうか。
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