4月上旬、東京・銀座にあるクラブ「Zouk Tokyo」で、アジア最大級のWeb3.0サミット『TEAMZ Web3/AI SUMMIT 2024』のアフターパーティー『To The Moon』が開催された。
ステージ上では、2人の人気インフルエンサーが会場を盛り上げていた──。
「Web3.0とは、ブロックチェーンをはじめとするデジタル技術を活用して構築される分散型インターネットのことです。またの名を、“次世代のインターネット”。暗号資産の価格上昇をきっかけに、2021年ごろから注目を集めています」(IT起業家)
『To The Moon』は、世界中からWeb3.0の専門家、投資家、ITの起業家やエグゼクティブが参加するパーティー。会場には400人ほどの参加者がおり、多くは暗号資産やNFTに精通した中国人の富豪だった。
このパーティーにDJとしてキャスティングされたのは、Repezen Foxx(旧名:レペゼン地球)のリーダー・DJ社長の専属マネージャーとして活動するDJフミヤ。専属マネージャーを務める前は、海外のクラブや野外イベントに出演した経歴を持っている。
「Repezen Foxxが海外進出をする際に大金を借りるとき、投資家とつなげたのがDJフミヤさんだといわれています。今回のパーティーはWeb3.0に関心がある投資家をおもてなしすることが目的のひとつで、その人脈を期待してキャスティングされたのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
DJフミヤが、世界で流行する邦楽を中心に会場を盛り上げていたところ、「今日はなんと! バン仲村が来てくれた!」との呼び込みとともにステージにバン仲村が登場した。
バン仲村は、総合格闘家の朝倉未来がプロデューサーを務める、1分1ラウンドで争う格闘技イベント『BreakingDown』への出場で知られており、YouTubeチャンネル『仲村TV』では、闇金業者や架空請求業者との対決といったスリリングな内容も話題になっている。日焼けした顔にサングラスをかけ、ジャケットを羽織る“コワモテ”のビジュアルが特徴的な人気インフルエンサーだ。
バン仲村がDJブースの上に立ち、レペゼン地球のヒット曲『5454』に合わせて、キレッキレの振り付けを披露すると、会場は一段とヒートアップし、大盛り上がり。3分間ほどの出演であったが、観客は大満足の様子だった。その後、VIPの客から記念撮影を頼まれると、「おう、いいよいいよ、撮ろうよ!」と笑顔で応えていた。コワモテながらも優しい一面がそこにはあった。
パーティー後には、《バン仲村wake me up》とコメントを添え、ステージ上でドンペリを一気飲みする動画をアップ。彼がDJフミヤと知り合ったきっかけも『BreakingDown』だという。
「DJフミヤさんは、2022年12月4日に開催された『BreakingDown 6.5』に出場し、バン仲村さんは過去4回、出場しています。2人はバン仲村さんが山梨でおこなった格闘技合宿で知り合い、それ以来、SNS上のコラボ企画だけでなく、プライベートでも親交があります」(前出・スポーツ紙記者)
では、なぜDJフミヤがバン仲村をシークレットゲストとして呼んだのか。
「バン仲村さんは、2023年2月19日に開催された『BreakingDown 7』で、若いころから因縁があった瓜田純士と対戦しました。判定負けを喫したものの、ユニークなキャラクターがバズり、人気YouTubeチャンネル『令和の虎CHANNEL』への出演などで、『BreakingDown』でいちばん売れた男と言われています。
ところが、2023年12月26日、自身のYouTubeチャンネルで突如『クリーン仲村として活動していきます』と発表しました。理由はキャラを変えたいというものですが、方向性がブレたことが原因か、ピーク時に比べるとYouTubeの再生数は下降気味。DJフミヤさんはバン仲村さんを兄貴のように慕っているので、セレブやインフルエンサーが集まる場でアピールしたいという思いがあったのかもしれませんね」(芸能記者)
バン仲村は、2024年3月2日の『令和の虎CHANNEL』に登場した際、出演者への不適切な発言や胸ぐらをつかむなどの行為が炎上。自身のYouTubeチャンネルで謝罪動画を公開したものの、笑顔での謝罪にネット上では批判が相次いでいる。
今後、以前のような勢いを取り戻すことはできるのだろうか。
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