人気ドラマ『ドクターX 外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)の主演で知られる女優の米倉涼子(46)。
2020年4月に大手芸能事務所を退社し、個人事務所「Desafio」で活動しているが、いま “脱・地上波” を進めているという。
6月15日の「WEB女性自身」の記事によると、現在、米倉は主演する配信ドラマの撮影に臨んでいる。5月から始まった撮影は夏まで続き、終了後すぐに渡米して、11月に米国・ニューヨークでおこなわれるミュージカル「CHICAGO」の稽古に入る。そのため、今秋は『ドクターX』シリーズが放送されないと報じられている。
2021年10月~12月に『ドクターX』は放送されたが、その後の米倉の出演ドラマは2022年1月に配信開始されたNetflixドラマ『新聞記者』だった。本誌も2020年11月に東京都内でおこなわれていた『新聞記者』のロケ現場を目撃している。
昨今、芸能人の独立が増えている芸能界だが、そうした “独立俳優” たちは、出演作に「Netflixドラマ」を選ぶことが多い。
たとえば、2021年7月、東京都内の住宅街で佐藤健(33)のロケ現場を目撃。2022年11月配信予定のNetflixドラマ『First Love 初恋』の撮影だった。佐藤もまた同じ事務所に所属していた神木隆之介(29)とともに、2021年4月に新事務所「Co-LaVo」を立ち上げている。
それ以前の2018年3月に所属事務所を退社し、フリーになった西内まりや(28)は、2021年6月に同じくNetflixの『全裸監督2』で4年ぶりのドラマ出演を果たしていた。
こうした “脱・地上波” の傾向の背景には何があるのか。芸能記者が語る。
「Netflixは作品の規模や完成度が地上波とは比べ物にならず、制作費も桁違いですからね。仕事を自由に選ぶことができる “独立俳優” たちが、優先的に出演しようと思うのも無理はありません。
さらに、いま地上波ドラマはリアルタイムで視聴する人が減っており、指標となる視聴率が二桁の10%台に乗るのは、1クールでせいぜい1~2本です。
『二桁行けば合格点』なんて言われていましたが、いまや合格点に届かない作品がほとんど。俳優たちはリスクが大きいと考えて、敬遠してしまうのでしょう」
配信ドラマで大きな実績を作り、満を持して地上波に戻ってきてくれることを期待したいところだ。
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