7月17日、東京都府中市の住宅街に姿を見せたのは、佐藤健(32)だった。今年公開の主演映画『るろうに剣心』最終章の2部作が合わせて興行収入65億円を突破するなど、いまノリにノっている俳優だ。
この日はNetflixで世界配信されるドラマ『First Love 初恋』の撮影だ。佐藤と女優・満島ひかり(35)のダブル主演で、宇多田ヒカルの楽曲からインスパイアを受けた作品だという。
「米国発のNetflixは制作費が桁違い。作品の規模や完成度が日本の地上波とは比べ物にならないということで、人気俳優も『出たい!』と殺到しています」(芸能記者)
勢いのある俳優と “黒船放送局” がタッグを組んだ超大作となれば、スケールが大きいのは当然のことかもしれない。撮影現場に待機していたエキストラは、なんと300人近く! 佐藤が歩くシーンの通行人役で集められたようだ。
しかし、この日の撮影はこれで終わりではない。夕方になると杉並区内の公園に場所を移して “後半戦” が始まったのだ。公園に集まるエキストラは先ほどよりも多い……。
近くを通り過ぎた地元住民が「聞いたら、500人いるんだって!」とおののいている。別の地元住民に話を聞いた。
「屋外とはいえ、この時期に数百人も集まって撮影するのは “密” ですよね。いくら対策をしていても、新型コロナ感染に繋がりそうで怖いです」
撮影があった7月17日は、東京都内で新たに1410人の感染が確認され、4日連続で新規感染者数は1000人超と感染拡大傾向にあった。住民が不安に思うのも無理はない。
「じつは今年5月から6月に、北海道札幌市でも佐藤さん、満島さんの揃い踏みで今作の撮影があったのですが、現場に見物客が殺到し、感染への不安の声が上がっていたんです。今回の都内の撮影でもSNS上では “ひと騒ぎ” ありましたよ」(前出・芸能記者)
今作を制作するNetflixに、今回の撮影と感染防止に対する見解を尋ねたが、回答はなかった。ロケを計画したのは制作側でも、現場で目立つのは役者だ。彼らの対策不足と思われぬよう、慎重に撮影に臨んでほしいが……。
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