コロナ禍に振り回され続けた2021年が終わろうとしている。1年遅れで開催された東京五輪は賛否両論、総理大臣も交代するなど激動の年だった。芸能界も悲喜こもごも。
そんな乱高下する「株」の目安となるのがCMや広告、イベントなどの出演である。人気が出ればオファーは増えるが、スキャンダル一発で急落する。
今回、大手広告代理店がスポンサー企業2200社に、「株を下げた人、上げた人」についてアンケート調査をおこなった。
株を上げた有名人の第1位にはエンゼルスの二刀流・大谷翔平。「漫画みたいな世界を実現させてくれた」「プレーぶりからも実直な性格がよく伝わるから、CMでも説得力がある」など、どのクライアントも起用したくて仕方ない様子だ。
「調査を依頼したクライアントのじつに3人に2人は大谷選手の名前を挙げています。CMの年間契約料金も2年で2億5000万円だったのが、今では最低でも2年で3億円以上に高騰しています」(同前)
2位はBIGBOSSこと、日本ハムの新監督・新庄剛志。「マーケットとして北海道が俄然注目される」「意外としっかりした理論と立ち居振舞いは企業として応援したくなる」など、注目度は最高潮。
「こちらもCMの年間契約料金が5000万円から1億円に上がっています」(同前)
3位はゴルフ界から松山英樹。「今振り返っても4月のマスターズ制覇はものすごい偉業」と、評価は上々だ。
「ゴルフは富裕層に訴求するので、CMでは計算できるキャラクター。2年契約で2億円は堅い」(同前)
以下、芦田愛菜や草なぎ剛、米倉涼子など、“安定株” が順当に名を連ねている。
「芦田さんはCMの本数もアップしているし、清潔感が強み。草なぎさんはNHKの大河ドラマへの出演効果が大きい。今年になって評価がV字回復した典型です。米倉さんは相変わらずドラマでは数字が取れますし、独立したことで出演料などの値段を少し下げて、広告主にも選択肢が広がったことでオファーが増えています。
11位以下でも、川口春奈さんはCM本数を増やし、年末の『紅白』の司会を務めるほどに。伊藤沙莉さん、浜辺美波さん、永野芽郁さん、清原果耶さん、上白石萌音さんらの若手女優陣も評価を上げています」(同前)
株に乱高下はつきものだが、人気商売の有名人も一寸先は闇。
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