多忙を極める芸能人たち。最近は、休養発表が激増していることもあり、芸能界における「働き方改革」の必要性がささやかれている。
菅田将暉は、2月19日、トーク特番『まつもtoなかい~マッチングな夜~』(フジテレビ系)に出演し、「いま初めて休んでいます」と、現在、俳優の仕事を休んでいることを明かした。
多忙な生活を10年以上続けてきたことから、「止まらないとちょっとヤバそうだなっていう。もう全部が嫌になりそうな感じがしました」と、理由を明かした。
広瀬アリスも、4月23日、体調不良のため今秋出演予定だった舞台を降板。25日には、自身のツイッターで《ここ数年とにかく前を見て駆け抜けてきたのですがどうやらちょこっとお休みが必要のようです。自分の身体は丈夫だから合間に寝れば大丈夫!と過信していました》とつづり、休養を報告した。
4月24日に放送された『ボクらの時代』(フジテレビ系)では、「主演を演じる機会が増え、心に余裕がなくなった。(自分を)追い込んでしまう」とも語っている。芸能界で売れていくなかで、心身の健康をコントロールするのは、なかなか難しいことなのだろう。
このほか、松本まりか、リトグリ、関ジャニ大倉忠義、「3時のヒロイン」ゆめっち、松井珠理奈、氷川きよし、「Hey!Say!JUMP」八乙女光など、ここ最近は “休養ラッシュ” ともいえる状況が続いている。多くのタレントに共通しているのは、芸能界の第一線で走り続けてきたことだ。
「これまで芸能界では、寝る間もないほどの多忙ぶりが評価されてきました。実際、売れれば仕事は際限なく入ってきますし、勢いのあるうちに露出しておくのがセオリーです。
人気絶頂期に休養を取れば、他のタレントに今いる場所をとられるかもしれないという恐怖心もあったでしょう。一昔前の芸能界では、“休養” という選択肢は、あってないようなものでした。
しかし、最近はコロナ禍でストレスを抱え込みやすい状況もあり、風向きが変わってきています。広末涼子さんやヒロミさん、宇多田ヒカルさんのように、過去の休養期間を経て、より多方面に人気が広がったケースも増えています。
芸能界も、休養についてのルールづくりなど、『働き方改革』を進める時期が来ているのではないでしょうか」(芸能ジャーナリスト)
芸能人も人間。十分な休みをとることで、その魅力を存分に発揮できるようになるはずだ。
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