れいわ新選組代表の山本太郎衆院議員が、議員辞職を表明した。4月15日、自身のツイッターで《山本太郎は本日、議員辞職します》と報告。“突然すぎる辞職” 発表に、SNSは騒然となった。
14時から開かれた会見で、山本は「なぜ辞職するのかってことなんですけれども、参議院選挙に出馬いたします」と明かした。続けて、「参議院選挙が終わった後、政治的な空白期間ができます。その間におこなわれるであろう政治の暴走を、なんとしても食い止めなければならない」と危機感を語った。
「(議席の)数が少なくてなめられている」とも語り、「次の選挙でしっかり議席を増やしていくことが必要」との見方も示した。立候補する選挙区については「今は言えない」と明言を避けている。
「山本議員の言うとおり、この夏おこなわれる参院選が終われば、次の選挙は当分先になります。
衆院選は4年おきで、昨年10月におこなわれたため、次は2025年の秋。参院選は3年おきですから、次は2025年夏です。衆院解散がなければ、今後3年間、国政選挙がおこなわれない空白の期間が生まれます」(政治ジャーナリスト)
選挙のシステムを利用した今回の辞職だが、任期途中だったこともあり、是非を問う声は多い。
日本維新の会・音喜多駿参院議員は、《仕組みとして認められているとはいえ、これじゃ著名人が衆参で辞職・出馬を繰り返せば比例票や議席を上積みできることに。民主主義の在り方や有権者の想いを考えると、気持ちの良い話ではないですね…。》と否定的な見方を披露。
続けて、《かつて石原慎太郎さんが党勢のために比例代表に出馬した際は、あえて比例名簿の順位を最下位にしたはず。私もそれが有権者と選挙制度に対する真摯な態度だと思います。あとは有権者の判断ですね。》とも語った。
実業家の堀江貴文氏は、音喜多議員のツイートを引用する形で、《そんなのを真摯だとかわかる有権者はごく少数だと思いますがね。選挙で負けたら何の意味もないす。小池百合子みたいなのでも勝てば官軍なわけですからね。》とコメント。
ひろゆき氏は《山本太郎さんの考え方で同意できない部分はあるけど、衆院議員という職業にしがみ付かないで、議員辞職のリスクをとって日本のために彼の出来る範囲でやれる事を愚直にするのは立派》と好意的だ。
ネット上では、山本議員のやり方に、賛否両論さまざまな声が聞こえてくる。
《応援してます。与党がおかしな政策しないよう頑張って下さい》
《常に山本太郎本人が選挙に出続けることで、影響力を維持するのは合理的な選択だと思います》
《戦略的だし合理的な辞職だと思う 損は無いし、山本太郎さんの知名度や影響力を最大限活かせる方法じゃない?》
《小賢しい辞任劇だった。到底支持できない》
《東京の比例区で投票した有権者は衆院議員である山本氏に期待していたはず山本氏はこう言った有権者の期待に対してどう説明を行うんですか?》
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