【巨大チェーン地震MAP】北陸・山陰M7級と南海トラフは連鎖する!伊豆大島と有珠山の噴火にも要注意
「今回の地震は、11年前の東日本大震災の余震です」
「2004年にスマトラ島沖で3・11と同規模の地震が発生しましたが、最大余震はM8.6。今後も同様の余震が東北沖に起こると想定しなければなりません。余震が起きるのは、3・11で生じたプレートの歪みを回収するため。それには30年以上かかると想定されており、あと20年近くはM8.0レベルの余震に警戒が必要です」
「歴史地震の研究によれば、南海トラフは過去6回、短いと90年おきに起きています。前回が1944年ですから、次に来るのは2030年代以降だと考えています」
「怖いのはむしろ、その前に高確率で起きる内陸地震です。巨大地震は突然発生するわけではなく、前兆があって、本震があって、その後に余震も続く。この連鎖が怖いんです」
「南海トラフや東日本大震災のようなプレート型の大地震が起こる前には、その原因となるプレート境界の圧力によって、周辺の活断層にもひずみが蓄積され、内陸地震が発生します。
「この地帯では、3・11レベルの超巨大地震が起きる可能性が考えられています。発生時期を予測するのは困難ですが、今後30年以内に発生する確率は7~40%という試算もあり、かなり高い。
「特に、伊豆大島と北海道の有珠山については要注意です。伊豆大島で住民が全員避難する噴火が起きた、1986年から今年で36年。伊豆大島の噴火は35年周期で起きているので、次いつ大噴火が起きても不思議ではない。有珠山の噴火の周期も20~30年で、前回が2000年なので、時期は近いとみていいと思います」