池袋乱闘「チャイニーズドラゴン」500人結集したメンバー葬儀の緊迫写真!現・10代目リーダーが仲裁も
「その日は、12年の刑期を終えたAの放免祝いで、赤羽などを中心に活動する『チャイニーズドラゴン』のメンバーが、80人ほど集まってパーティを開いていました。主催者は、現在の10代目リーダー。あとからそこへ、別の派閥のチャイニーズドラゴンが100人規模で集結し、そのうち10人ほどが会場に入っていきました。
「暴力団ではないが、反社会的勢力で犯罪を繰り返す集団のことを、警察庁は準暴力団と認定しています。準暴力団といっても法的な規制はなく名簿などもないので、誰もその実態を把握していません」
「怒羅権」の初期メンバーの一人は、組織の現状についてこう明かす。
「『チャイニーズドラゴン』は警察がつけた名前で、自分たちはあくまで『怒羅権』。葛西に本部があり、都内に計5支部、神奈川や福岡にも支部があります。かつては全国に30近くありましたが、だいぶん減りました。幹部は5人ですが、そのうち3人が逮捕されていて、幹部会を開けない状態です。現在、組織は総勢300人程度。各支部は独立採算でやっています。創設メンバーである幹部はすでに50代になっているけど、誰も引退しない。組織の大半を占めるのは2世で、だいたい40代後半、残りは3世で多くが20代です」(以下、初期メンバー)
「コロナ禍の最中でしたが、千葉県内の斎場に500人ぐらいが参列しました。歴代のリーダーたちや、遺族やメンバーの家族も集まりました。ここまで多くの怒羅権関係者が一堂に会した葬儀は、あまり例がありません。いくつかの指定暴力団も供花を出してくれました。ある暴力団員が酔って参列し、怒羅権に対して暴言を吐いたため、後日処分されるという悶着がありました」
「怒羅権としては5年前に『犯罪をおこなわない、犯罪収入を受け取らない、組織に依存しない』という方針を出しました。本部がある葛西では、飲食店などからみかじめ料を取っていましたが、それもやめました。ところが、そうした方針に従わない支部もあり、彼らは、『まだ“開発”していない店も多いし、みかじめ料は収入源になるから、やめたくない』と言います。でも、そんなことを続けていたら、いつか警察に解散させられるかもしれない」
「我々も警察に行動確認をされるなど、不当な扱いを受けています。あるメンバーは、妻が痴漢に遭い、それを助けに行ったところ、逆に10日間勾留された。結局、不起訴になりましたが、完全に嫌がらせです。警察は怒羅権を壊滅させようとしています」