11月10日から公開されている映画『正欲』。興行通信社調べによる「週間映画ランキング」では2週連続TOP10入りを果たし、まずまずの成績。東京国際映画祭では、観客賞と最優秀監督賞のW受賞も達成している。
しかし、それ以上に話題を集めているのが、出演している新垣結衣だ。
同作は、朝井リョウの同名小説を映画化したもの。息子が不登校になってしまった検事・寺井啓喜(稲垣吾郎)、契約社員として退屈な日々を送る桐生夏月(新垣)、とあるきっかけで地元に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道(磯村勇斗)らが織りなす人間模様が描かれている。
夏月は水に興奮を覚える性癖を持ち、世の中に馴染むことに難しさを感じている。新垣は、そんな難しい女性を見事に演じきっている。
実際に映画を鑑賞した30代男性はこう語る。
「ガッキーといえば、“逃げ恥” のような、“カワイすぎる” 役のイメージが強かったんですが、今回はガラっと変わった演技で、びっくりしました。時折見せる “死んだ目” は、これまでの映画やドラマでは見たことがなかったので……」
SNSでも、新垣の演技を称賛する声が相次ぐ。
《期待値高かったんだけど、上回る良さだった…。ガッキーの視聴者に伝わりやすいけど自然な演技が良すぎる》
《ガッキーの演技力に引き込まれちゃった(最初出てきた時の目で勝ち確だと思った)》
新たな側面を見せ、本格派女優へと上り詰めた新垣。そんな彼女にも、沖縄の暑い太陽のもとで仲間たちと過ごしていた「美少女時代」があった。
彼女はどのように “大人の階段” を登ってきたのか。2020年11月、ガッキーの中学校時代の同級生が本誌に語ってくれている。
「友人がたくさんいた彼女は、合唱コンクールなどの校内行事にも積極的に参加したりして、学校生活を本当に満喫していました。かわいいと評判だったので、そういう行事には卒業生や他校の生徒も殺到して、大賑わいでしたよ。
芸能界入りを目指す彼女たちは、とにかく派手でプライドも高く、地元では嫌われていました。でも、ガッキーにそういうところは、まったくありませんでした」
本誌が当時入手した写真も、友人とともに笑顔でピースするガッキーが。いまと変わらず、周囲に “癒し” と “笑顔” を振りまく存在だったことが見てとれる。
そんな沖縄の美少女が、“死んだ目” で観客を引き込む女優にーー。まだまだ活躍が期待できそうだ。
外部リンク