中田翔 独占告白「野球人生、終わったと思った」暴力事件と巨人移籍の真相!監督の電話が救ってくれた
「親しい人から『去年は中田のプレーを観ていて正直楽しくないし、おもしろくなかった』って言われて目が覚めた」
ーー騒動について、今はどのように感じられていますか?
「理由はどうあれ、自分のやってしまったことはしっかり反省しないといけないし、皆さんの期待を裏切ってしまったことに対しては、後悔でしかないですね」
ーー試合出場停止になった期間はどう過ごしましたか?
「外に出られる状況でもなかったから、家でずっと過ごしてましたね。そのときは、『自分の野球人生はこれで終わるんだろうな』って思ってました。いろんな方から連絡をもらいましたし、厳しい言葉もかけられました。家族にも嫌な思いをさせてしまった」
ーー巨人への移籍については、栗山監督(当時)から原監督に直談判があったという報道もありましたが?
「もう、本当にわからないですね。俺にも栗山監督から直接電話が来て、話しました。『しっかり反省しような』っていうことと、『でもな、やっぱりまだ(野球を)諦めたらだめだぞ』という言葉をもらって、一からやるしかないなと腹が決まった。正直、現役を続けられるとは思っていなかったけど、そのなかでチャンスをいただいたので、もうやるしかないなと」
ーー8月20日、巨人に入団しました。
「言われたことは、髭と茶髪はやるなよっていう、それだけ。今まで自分がやってきたこととは正直真逆だったけど、今回はチャンスをもらった以上、ちゃんとやらなきゃいけない。人生一回きりなんで、俺のやりたいようにしたいという気持ちはありますが……。そういう規則があることは、嫌だとも思ってない」
ーー巨人以外のオファーは?
「話をしてくれる方はいましたけどね、もちろん……」
ーー小林誠司選手(32)や菅野智之投手(32)などが、移籍後フォローしてくれた、という報道もありました。
「同級生が多いんでね、声をかけてくれたし、気を遣ってくれた。こういう形でチームメイトになったにもかかわらず、『なんかあったら言ってこいよ』って言ってくれる関係になった。それは本当にありがたかったですね」
ーー自主トレに、秋広選手の志願を許諾したのは?
「こうやってともに戦っていけるメンバーとしか自主トレはしたくないので、断わってるコたちもいます。彼には、一緒に切磋琢磨して上を目指していこうよ、っていう気持ちがある。かしこまらず、もっとスケールの大きな選手になってほしいですね」
ーー巨人に入団するにあたって、背番号「10」を引き継ぎました。
「ジャイアンツを代表する阿部(慎之助)さんがつけていた背番号だっていうのはとても大きいですね。重いかって言われたら、そりゃ重い(笑)。『俺にはまだ早いよな』っていう気持ちもあった」
「今は自信しかない。まずは巨人の選手として、そして自分らしくやらないといけないと思っています。去年は三振しても、『くっそー、次の打席は見とけよ!』っていう闘志がないなって自分でも思ってた。『ハイハイ、こんなもんか』みたいな諦めの感じですね。
「でもーー。そのためにも、好き勝手って言ったら語弊があるけど、自分の好きなようにやっていくのが俺らしさだとは思ってますね。まわりにどう言われようがかまわない。自分の味方を増やそうと思ってやってるわけじゃないしね。
“ジャイアンツ流” ならぬ堂々の「ジャイアン宣言」が飛び出した。これでこそ、中田翔ーー。巨人ファンを納得させるような暴れぶりが、今年は間違いなく期待できそうだ。