6月28日、「文春オンライン」が、広末涼子とW不倫騒動を起こしたフレンチシェフ・鳥羽周作氏のインタビューを掲載した。
鳥羽氏は、コラボ企画が進行していた『サンデー・ジャポン』(TBS系)に謝罪文を送った以外は沈黙を貫いていたが、「自分が広末さんを好きになってしまって、物事の順番も含め、世の中の人が『それは違うんじゃないか』ということをしてしまった」と謝罪した。
1995年にデビューした広末は、高校1年生だった1997年、日刊スポーツのインタビューに「芸能界入りは小学校に入る前から決めていた」と語っている。
「自信過剰マンですね(笑)。今考えるとすごいヤツだなあと思いますよ。目立ちたがり屋なんです。みんながケーキ屋さんとか、花屋さんになりたいって言ってる時から、テレビに出たいと思ってた」
13歳のとき、チャンスがやってきた。雑誌で見つけたP&G『クレアラシル』オーディションに応募し、グランプリを獲得。その後、ポケベルのCMで注目を浴び、ドラマ『ロングバケーション』(1996年)で大ブレークした。
本誌は、そんな広末に2001年、インタビューしている。
「東京だと夏がとても蒸し暑いから、春が大好きなんです。すごく本を読んだりしていますね。理想的には余裕のあるひとりの時間を持って、お昼寝やお散歩をしてみたいんですけど……。
ビールのCMをやってますけど、ビールは好きです。おつまみよりも、とりあえずビールってかんじですね。オヤジみたいでしょ(笑)」
いきなり大人の世界に飛び込み、めまぐるしく動いているうち、いつの間にか「広末涼子」というイメージができあがってしまった。
「今の自分は、小さいころに漠然とイメージしていたのとそんなにギャップは感じないですね。ここまできたのは、夢見る力だと思います。ただ信じてきたので、これからも自分を信じられるかどうかで、できるかできないかが変わってくるのでは。自分と周りを信じること、そして楽しむことが大切だと思ってます」
広末は、当時、こうも語っていた。
「最近は仕事でもプライベートでも、もっと自分を見て、自分をベースに動くようになってきました。そのためには刺激してくれる人との出会いだったり、作品に足を踏み入れたりすることが必要なのかもしれません。
でも、今まではどんどん世界が広がりすぎて、近くのものが見えなくなってた時期もあったので、新しいものを取り入れるだけじゃなくて近くにいる人を大切にしたり、近くの人から吸収しようとするようになりました。
家族だったり友達というのは安心してあと回しにできると思ってたんですが、もう一回見直して大切にしようと順番を逆にしてるんです」
自分にとって大切なものの優先順位を決めた、若き日の広末。だが、それから20年ほど経ち、なにが本当に大切なのか、“順番” がわからなくなってしまったのかもしれない――。
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