7月5日、木村拓哉と工藤静香の次女で、ファッションモデルのKoki,がInstagramに投稿した内容が波紋を呼んでいる。
前日の7月4日には静岡県熱海市で降った豪雨による大規模な土砂災害が明らかとなっていた。
Koki,も熱海の被害を知り、Instagramに『今日も雨ですね。これ以上被害が出ませんように祈っています』という一文を投稿している。
「しかし、そこに添えられていたのが、Koki,さんが笑顔で、高級ブランド『ルイ・ヴィトン』のバッグを抱えた写真でした。これに『被災者に対して不謹慎すぎる』『常識がない』とネット上では批判が続出。炎上してしまいました。
まだ、こうした投稿が初めてであればいいのですが……。じつは、一年前の2020年7月に起きた豪雨災害の際にも、まったく同じ炎上騒ぎを起こしているのです。
被災者の無事を祈る一文とともに、花を手にし、微笑んでいるKoki,さんの写真が添えられていました。その当時も彼女の服装は『COACH』のトップスで、今回と同じ構図で炎上していたんです」(芸能記者)
Koki,の今回の炎上は防げたのではないだろうかーー。心理カウンセラーでマナー講師も務める鹿屋由佳氏に話を聞いた。
「私は、Koki,さんの心の中にはしっかりとお悔やみの気持ちがあったと思います。しかし、マナーにそった表現の仕方に対して、まだ若い彼女には“照れ”があるのではないでしょうか。18歳で成人といっても、まだまだ未熟なんだと思います。
しかし芸能人として社会で活躍しているKoki,さん。マナー講師としては、表情、態度、服装などで相手に寄り添う気持ちを表せれば、炎上はなかったと考えます。人が判断するのは視覚情報が55%と言われます。気持ちを伝えたいのであれば、仕事上のブランドバッグを持った写真とは別で、という配慮が必要でしょう。
SNS上には『地味な服装ですべきだ』『笑わないべきだ』との声も上がっています。ほかの方の気持ちを守るためにも自分の気持ちを守るためにも、Koki,さんもそろそろ最低限のマナーを知っていくころです」
ブランドのモデルとして、活動していることもあり、2021年に入ってからだけでも、Koki,は自身のInstagramでブランドバッグを手にした写真を37回投稿している。今回も無意識な投稿の延長線上で起きてしまったように思えた。鹿屋氏が続ける。
「私は職業上、Koki,さんのように自然と高級ブランドを身に着けるインフルエンサーに憧れて『ブランド依存』に陥る人のカウンセリングもおこなっているんです。だからこそ、Koki,さんには『自分は憧れられる存在なんだ』『真似をされる存在なんだ』と影響力を意識して、成長していってほしいです。
Koki,さんはこれまで、環境的にも自然と高級ブランドに触れてきたでしょうし、あの若さでブランドバッグをさりげなく使いこなせる人はなかなかいないと思います。しかし、Koki,さんのアピールするつもりがない、まったく悪気のないところに不快さを感じる人もいるでしょうし、SNSを見る側の心理的要素も炎上の背景にはあったのかもしれません。
いまの時代、誰でも見られるSNSなどでは受け取る側の気持ちを考えて、発信する心づかいが必要です。発信する側のマナーを学び、そういった面でもKoki,さんには若い人たちにお手本として憧れられる女性になってほしいです」
彼女にとって“住む世界が違う”というのは魅力でもあり、難しさもあり……ということなのだろう。
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