6月中旬の夕暮れどき。学生が溢れる街中で、15歳の少女は輝いていた。父親を彷彿とさせる端整な顔立ちに、頭ひとつ飛び出した母親譲りのスレンダーな体躯ーー。
通学中なのに圧倒的な存在感を放つ彼女こそ、5月に鮮烈なデビューを果たした新人モデル・Koki,(コウキ)だ。
表紙を飾った「ELLE JAPON 7月号」が発売されるや、木村拓哉(45)と工藤静香(48)の次女であることが明かされ、デビュー1カ月でインスタグラムフォロワーは84万人を超えた。
英語が堪能で、スペイン語、フランス語も操る。フルートやピアノの腕前は相当なもので、作曲家として、母の工藤や中島美嘉(35)に楽曲提供をしている才女である。
最強の2世へ、注目度は桁違い。大手広告代理店関係者によれば、「ふつう新人モデルのCM契約料は1本150万円から300万円ほど」というが……。
「CMオファーが殺到している。年齢を考慮しても、1本1000万円という契約料になる可能性がある。ファッション関係以外でも、狙っている業界は多い」(CM制作関係者)
だが、彼女のデビューに、父親であるキムタクは当初、不安を感じていたという。
「スポーツ紙でKoki,さんのモデルデビューが報じられたとき、キムタクはとても不機嫌だった。
雑誌では両親について一切ふれられていないが、スポーツ紙には『キムタク 静香の次女 モデルデビュー』と書かれた。芸能界入りは認めたが、自分たちの娘であることは隠して、デビューさせようと思っていたのでは」(テレビ局関係者)
安易に「親の七光り」でデビューしたタレントが消えていくのを目のあたりにしているだけに、隠してデビューさせるのが親心、のはずだった。
心配を吹き飛ばしたのは、社会に出ても問題ないほど成長した娘の姿だ。Koki,に会ったことがある芸能プロ関係者が言う。
「礼儀正しく謙虚で、両親の夫婦仲や、充実した家庭環境を感じさせる人柄。彼女を見て、両親の好感度も上がった」
インターナショナルスクールに通うKoki,は、学年では高校1年生の “JK” 真っただ中。当面は学業優先の日々を送るが、どんな大舞台に立っても、最強の両親が太鼓判を押した少女に、心配はない。
(週刊FLASH 2018年7月10日号)