下着丸見え勤務を強要「コンカフェ」過激化にアキバの嬢から悲鳴…本誌記者は7万9400円ぼったくられた
「実態はキャバクラと同じようなもの。キャスト(従業員)の収入は、時給よりもお客からご馳走されたドリンクからのバック(歩合報酬)のほうが高額になる。だから、ドリンクをもらうために、それなりの “特別なサービス” を要求されるけどね」
「店のHPで見たコスチュームのかわいらしさに惹かれて、店長の面接を受けました。私は『メイドカフェ』と『コンカフェ』の区別がついておらず、説明を聞くだけのつもりだったのですが、『予備の制服があるから、このまま着替えて体験入店すれば』とすすめられたんです」
「HPの画像とは違って、布があるのは胸とミニスカートだけで、あとは透けるメッシュ生地。“見せパン” は穿かないよう言われました」
「カウンターに身を乗り出すように接客するので、胸元が大きくはだける状態。ブラジャーは、お客様からほぼ丸見え。さらに、前のめりの姿勢なので、別の席に座っているお客様からは、スカートの中が見える状態でした」
「オプション」と呼ばれるゲームがあって、キャストの胸の谷間にポッキーを挟んで客が口で取る、棒状のグミをキャストと客が両端から食べる、など接触をともなう過激なものばかりだったという。
「しかもその都度、お客様がゲーム代金をブラの中に差し込むルールなんです」(R子さん)
「私がいた店にはジャグジーがあって、4万円以上のシャンパンを開けると利用できます。キャストはランジェリー風の衣装、お客様にはサーフパンツを貸しますが、下着をつけないので透けます。わざと見せつけてくるお客様もいて、こっちが嫌がっているのを楽しんでいました」
「高額なシャンパンを頼めば入れる『VIP』と呼ばれる特別室でのことです。バック込みで、VIPに1時間いればキャストは6万円くらいの手取りになるんです。
「抱っこちゃんスタイルで、キャストの背中しか見えなかったのですが、『絶対挿入しているよ!?』と噂になっていました。さすがに運営が指示したわけではないんですが……」
「シャンパンなどの高額のお酒を注文した客が、キャストとキスしたり、コスチュームの中をさわってきたら、『(高額を遣って)バグっちゃった』みたいな言い方をするんです。店側はハプニングでそうなった、みたいな言い訳を用意しているんですよ」
「イベントデーの午前2時過ぎに、オーナーが出資者らしき数人と来店したんです。閉店するよう指示があって、さらに錠剤を飲むように言われました。私は怖くなって、朝まで更衣室に隠れていました。別のキャストが有名なセックスドラッグだと教えてくれました。オーナーは薬物で逮捕歴があるんですよ……」
「コンカフェではむしろ、キャストを “色恋” で管理するのが普通みたいな感じです。系列店に男性が接客する『メンズコンカフェ』があるのですが、そこで多額の売掛金を作らせて、キャストに連続勤務をさせたり、バック目当てに過剰な接客をさせることが、当たり前にあります」
「『X』の系列にはリフレ店もあり、そっちにまわされたキャストもいますね。リフレとは女性が個室で添い寝やマッサージなどのサービスをおこなう店ですが、2022年に摘発された秋葉原の店のように、売春がおこなわれていたこともあるんです」(前出・R子さん)
「『カフェ』として求人するので、メイドカフェと混同していたり、接客があってもライトな店だと勘違いして応募してきます。それでキャストになったコも、普通のカフェではあり得ない報酬がもらえると、やはり感覚がバグってくるんです。
(イラスト・天野JACK)
「今日は~、ショット無料デーで~す。テキーラやコカレロ(コカの葉などのリキュール)も無料なんですよ♡」
「飲ませ合いっこしよ!」
「ショット無料デーだもんねー(笑)」
「ゲームしようよー」
「もう飲まなくてもいいよ」と声をかけるが、Mちゃんのピッチは変わらない。もう2時間か、少し延長してしまったな。お会計をお願いします!
「7万9400円になります」