「これでいろいろうるさく言われなくてすむ」
独立前、親しい後輩たちにせいせいした様子でそう語っていたという東出昌大(34)。だが、自由になった今、彼には別の問題が立ちはだかっていた――。
今年1月、本誌は東出が所属事務所『ユマニテ』から独立することをスクープした。2020年1月に女優・唐田えりか(25)との不倫が発覚し、7月に杏(36)との離婚を発表。
1年後の昨年10月には、映画ロケ現場に20代ハーフ美女を呼び寄せ3連泊させていたことも発覚。その結果、退所することになったと伝えている。
実際、2月になると退所を発表。「事実上のクビ」ともささやかれており、マネージャーもつけない再出発となった。
だが、その後も映画を中心に出演しており、オファーも続々と来ている模様。12月には主演映画『天上の花』が公開され、話題を呼んだ。
「ほかにも映画『飛べない風船』『Winny』などにも出演しており、個人としての活動だと考えれば上々の出だしと言えるでしょう」(芸能関係者)
いっぽうで、山ごもり生活など、独自のライフスタイルもクローズアップされてきた。時間があれば関東近郊の山にこもって、猪や鹿などを狩猟。自ら肉をさばいては、ジビエ料理を楽しむという。
「『Movie Collection』が公開したインタビューでも、山ごもり生活について告白。道路におちていた鴨を見て『持ち帰ったら食べられるかな』と思い、全部毛をむしって食料にしたと語っていました。あまりの衝撃的な内容に、驚きの声が続出していました」(芸能担当記者)
そんなワイルドな生活を送る東出だが、反面、裏側では “超弱気なスタイル” になっているという。
「やっぱり、連ドラの仕事は今のところオファーも含めてなさそうですね。
ただ、映画や舞台は今も来ているし、プロデューサーが使いたがっているという話はよく聞きます。
理由のひとつは出演料の安さ。とにかく仕事が欲しい東出さんは、“ギャラはいいなり” という厳しい状態だそうです。
独立前には『CM出演はさすがに無理でも、映画や舞台のギャラだけで今後も十分やっていける』といった皮算用もしていたようですが、交渉面では、独立のマイナスの影響が出てしまっているようです」(前出・芸能関係者)
本誌も、そんな独立後の奮闘姿を目撃していた。9月、関西の廃校舎で撮影に臨んでいた東出。映画『福田村事件(仮)』の現場で、撮影のために1カ月近く関西地方で滞在していたという。
現場では黒く日焼けした肌が見える衣装姿で登場し、顔には髭が。私生活同様、ワイルドな印象を見せつけていた。
■ギャラは事務所時代の半分近く…それでも踏ん張るしかない
当時、芸能記者も本誌にこう語っている。
「『福田村事件(仮)』でフリーとして、“再々出発” となる東出さんですが、今回の出演ギャラは数十万円と聞いています。事務所所属時の半分に近い金額です」
また10月には、漫画の実写映画化作品の撮影へ。合間には、「取りに行きますよ!」と言って共演者やスタッフのぶんまで弁当を甲斐甲斐しく配膳する姿も見られた。現場では常に腰が低く、スタッフからも大人気だったという。
「本人も、ここで踏ん張るしかありません。そもそも今の時点でギャラ交渉の余地がないことは、本人もわかっています。もっとほしいと言ったら『では、別の人に……』となるのは目に見えていますから。だからだいぶ買い叩かれても仕事しないと困るので、引き受けているようです」(前出・芸能関係者)
誰にもうるさく言われなくなった自由の先に待っていた、茨の道。2023年、東出は羽ばたくことができるのだろうか。
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