2020年に発覚した唐田えりかとの不倫から、妻である杏と離婚、事務所解雇まで発展した俳優の東出昌大。長らく “どん底” が続いていたが、12月9日、主演映画『天上の花』が劇場公開された。
「東出の演技は突き抜けていた」と評価するのは、映画評論家の秋本鉄次氏だ。
「東出さん演じる三好は、愛する女性のため妻子を捨て、新しい妻に嘘の限りを尽くし、毎日酒浸りで激しいDVを振るう。そして妻に捨てられそうになると泣き叫ぶ……。ある取材では『DV経験はないが、もしこの演技が僕の地と思われたなら、光栄です』とまで開き直っていました」
この映画に注目が集まるのは、東出の女癖の悪さをどことなく彷彿とさせる内容だけではない。実は、この映画にも不倫相手だった唐田の影がちらついているのだ。
『天上の花』の公開初日、メイン上映館のひとつである池袋シネマ・ロサでは、唐田えりかの復帰作として期待された『の方へ、流れる』の最終上映がおこなわれた。
「不倫発覚後、東出さんも苦労しましたが、唐田さんも長く活動自粛が続きました。『の方へ、流れる』は、まさに再出発作品と言えるものです。
両作とも小規模な単館系作品で、公開もほぼ同時期。しかし、『の方へ、流れる』は、11月26日の公開からわずか2週間で打ち切りとなりました。奇しくも唐田さん惨敗の後を、不倫相手の東出さんが引き継ぐ形となったわけです」(映画担当記者)
11月29日、『の方へ、流れる』の公開初日舞台あいさつで、唐田は不倫騒動から3年ぶりに観客の前に登場。ファンの歓声に涙し、出待ちのファンに笑顔で対応する姿も見せた。
「舞台あいさつ終わりに、女優がファンとふれ合うのはご法度です。このときもスタッフは『危険だし、心ない言葉をかけられる』と、唐田さんを止めました。しかし、唐田さんは『いつまでも逃げちゃダメだから』とキッパリ話し、ファンの前に出ていったのです」(映画関係者)
初日に『の方へ、流れる』を観た人たちからは、《表情がよかった》《映画の雰囲気と絶妙にマッチしていた》と高い評価もあったが、実際の結果は芳しくなかった。
池袋シネマ・ロサによると「観客動員数は正直やや少なったですね。したがって、当初の予想よりも、早い最終日となりました。現時点で再上映の予定はありません」とのこと。
「大手映画レビューサイト『Filmarks』で、同作を “見た” とクリップしている人はわずか116人。《今年というか、これまで観てきた映画の中でワーストにも近い。》《唐田えりかの復帰作? 某俳優との不倫が否が応でもアタマを過ぎます》と、初日の評価とは真逆の辛らつなレビューもありました」(前出・映画担当記者)
唐田のつまずきは復帰映画だけではない。映画公開前に出演したNetflixドラマ『極悪女王』は撮影延期となっている。
同作は1980年代の女子プロレス界を舞台にした作品で、唐田は「クラッシュギャルズ」の長与千種を演じる(ライオネス飛鳥は剛力彩芽)。唐田は体重を10kg近く増やし、髪をバッサリと切った。だが、撮影中にダンプ松本役のゆりやんレトリィバァが背中と頭を強く打って入院。撮影再開は2023年5月になるともいわれている。
不倫からの復帰作品で結果を出せず、ドラマ撮影でもトラブルに見舞われる唐田。完全復帰までの道は、まだ遠そうだ。
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