4月14日、ドバイ在住の池田俊輔容疑者が帰国し、名誉毀損などの疑いで成田空港で逮捕された。池田容疑者には、14日までにパスポートを返納するように外務省から命令されており、それに合わせて帰国したと思われる。
この容疑者は、ある界隈で“コンセント池田”の名前で知られている。
「『ガーシー』こと、東谷義和容疑者のファンがそう呼んでいるんですよ。ガーシー容疑者のYouTubeの撮影や、動画の編集などを担当していた経営者です。池田容疑者がコンセントを抜いてしまい、ガーシー容疑者の生配信が止まる事故があり、そこから『コンセント池田』と命名されました」(ネットライター)
池田容疑者はサッカー界に深い関わりを持っており、今回の逮捕にショックを受けている関係者も多いという。
「サッカーチームのオーナーになることが夢で、2015年には実際に、マケドニアの強豪サッカーチームを買収しようとしました。しかし、資金トラブルで失敗。その後はネット配信の事業に参画しました。ヴィッセル神戸をはじめ、Jリーグの関係者にも知り合いが多かったです。さらに日本代表選手とも仲がよく、堂安律選手をわざわざドバイまで連れてきて、一緒に食事をするほどの仲でした。
ガーシー容疑者と知り合ってからは、“パシり”にされているような状態でした。彼は頻繁に日本に帰ってきていましたが、ガーシー容疑者の評判が落ちるにつれ、彼の周囲からも人が離れるようになり、日本では孤立していました」(サッカー関係者)
逮捕から逃れるための最後の頼みの綱は、現在も逃げ続けている“親分”のガーシー容疑者。だが、池田容疑者は「裏切られた」という。
「ガーシー容疑者は、最長10年居住できるビザ、いわゆる『ゴールデンビザ』を持っています。だから、パスポートを失ったところで、不法滞在とはならない可能性が高い。しかし、ゴールデンビザを取得するのにはさまざまな条件があり、要するに数億円レベルのお金が必要なんです。
池田容疑者についても、ガーシー容疑者とその一派が、資金援助などの支援をしてあげれば残れたはず。しかし、池田容疑者はガーシーに見捨てられたのでしょう。このままドバイに残り続けるお金がないということで、帰国を選んだそうです。
名誉棄損ですから、刑事事件としてはそこまで重たい量刑ではないでしょう。ただ、ガーシー容疑者と一緒にYouTubeを運営していたということで、民事でさまざまな争いが始まるかもしれません。いわゆる“暴露”の被害者たちによる“復讐”に合う可能性があります」(ドバイ事情に詳しい関係者)
ガーシー容疑者にとって、池田容疑者は「トカゲの尻尾」だったのか。
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