6月14日、フレンチシェフの鳥羽周作氏とのW不倫関係を認め、自身のInstagramに謝罪文をアップした女優・広末涼子。同日の「文春オンライン」は、広末の鳥羽氏へのラブレターや交換日記を公開し、世間に衝撃を与えている。
謝罪文やラブレターは直筆だったため、ネット上では広末の手書き文字に「美人な上に字が綺麗でいいな」「広末涼子の字かなり好き」といった反響が寄せられた。
「手書きの文字からは、その人の人となりがにじみ出るものです」と語るのは、筆跡仕事人・芳田マサヒロさんだ。そこで、これまで3000人以上の筆跡診断をおこなってきた芳田さんに、広末の字を診断してもらった。
「広末さんの筆跡をひととおり拝見したところ、全体的に線の書き始めがまっすぐすなおに入っています。すなおで純粋・純情なところがあり、誰からもかわいがられる人に多い書き方です。
鳥羽氏との愛も、きっと変化球なしの直球一本だったのでしょう。 とはいえ、一方で周りの意見に左右されやすく、人に振り回されたり騙されたりする危険性もあります。
また、『鳥』の字と『憧』の字を比べると、『鳥』は角ばっていますが、『憧』は丸みを帯びています。このように、“口” のような形をした字の “角” と “丸” が混在している書き方は、あるときは型どおり、あるときは型破りと、シチュエーションによって使い分けられる、臨機応変で器用なタイプに多い。
家庭での母の顔・妻の顔と、鳥羽氏と逢瀬を重ねていたときの女の顔を、巧みに切り替えていたように見受けられます。
一方、『申』などの字がきっちり閉じているのを見ると、本来はまじめで潔癖なのだとわかります。こういう字を書く人は、人の道を外すようなことはしないタイプですが、頑固で譲らない面もある。鳥羽氏との道ならぬ恋にも、もしかしたら広末さんなりの “正義” や “正当性” を持っていたのでしょう」
“炎の情熱” が感じられる一方、謝罪文の前半と後半で、広末の気持ちが変化していくさまが読み取れるという。
「広末さんの謝罪文後半には、文字のなかの本来あるべき空間がつぶれた書き方がいくつか見られます。《女優業を汚してしまった》の『優』の字や、《ご家族を傷つけてしまった》の『傷』の字あたりですね。
前半はクリアな文字なんですが、徐々にいくつかつぶれた文字が出てくるんです。文字のつぶれは、心のつぶれや強いストレスを表しています。
はじめは気丈に、つとめて冷静を装って謝罪文をしたためていますが、次第にことの重大さに心が押しつぶされそうになり、あのようなつぶれ文字になったのではないかと推察されます」(芳田さん)
謝罪文とラブレターそれぞれにも書き方の違いがある。
謝罪文は《鳥羽様のご家族に悲しい思いを》の「思」など、全体的に文字のはねが強い。一方、ラブレターは文字のはねが普通かやや弱め。「頑張るときと手を抜くときの振り幅が大きい人に多い」という。
「謝罪文は文字のはねが必要以上に強く、典型的な苦労性タイプです。ふだんは頑張りすぎて、気苦労が多いのでしょう。
ラブレターの筆跡は謝罪文ほど強いはねは見られず、肩の力が抜けていてリラックスしている印象があります。細かいことを気にせず、責任感が欠如している状態でもある。鳥羽氏と一緒にいるときは、頑張っている自分を解放し、心をほぐせるくつろぐの時間を過ごしていたのではないでしょうか」
また、広末の文字には、今回の騒動を思わせる、ある特徴があったようだ。
「『羽』や『母』の字を見ると、文字のなかで線と線が違和感を感じるほど大きくぶつかった書き方をしているんです。これは『異常拙筆型』と呼ばれる書き方で、ふつうの人は線と線がぶつからないよう抑制がきくものですが、異常接筆の人はコントロールがきかず、平気でぶつかってしまう。
一言で言えば、トラブルを起こしやすい “トラブルメーカー” の書き方なんです。普通の人なら尻込みするようなことでも、平気でやれてしまう気質を持っています。
こうした気質は、女優業をやるうえでは武器になるでしょうが、私生活では危ない橋を平気で渡ってしまう危険性もあわせ持っています。今回の不倫騒動は、彼女の気質が招いた、起こるべくして起こった騒動といえるかもしれません」(芳田さん)
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