大阪・道頓堀の人気ラーメン店「金龍ラーメン」といえば、立体的な龍の看板が有名。
なかでも、道頓堀店(大阪市中央区道頓堀1丁目)は建物側面の壁から「龍の尾(しっぽ)」が突き出た構造になっている。インパクトは抜群で、写真を撮る外国人観光客も多く見られたが、この「しっぽ」が隣接する土地にはみ出しているとして、10月26日、大阪地裁から撤去命令が下った。
「金龍ラーメンが龍の看板を設置したのは1992年ごろで、不動産会社は、2013年9月ごろまでに隣接する土地を取得していたとのことです。
不動産会社は、龍のしっぽとひさしの撤去を求めて金龍サイドと争っていましたが、大阪地裁は、土地を10年占有すれば自分の所有にできる民法の『時効取得』を理由に、土地の所有を金龍に認める一方で、尾の部分やひさしは『不動産会社の土地所有権を侵害している』として撤去を命じました」(社会部記者)
この決定にネット上では、
《今さらなの?前からはみ出してたんだよね》
《この金龍ラーメンのオブジェ好きだから、なくなったら悲しいです》
《大阪名物違法看板がまた1つ消えるんですね。。。残念》
など残念がる声が多く寄せられる一方で、
《「尾」がなくなるなんて龍ちゃんショックで泣くかも》
《どうするだ?しっぽクルッて巻くのかな?》
など、龍のしっぽの処分法を案ずる意見も多くあがっている。
金龍サイドは「密集エリアでの境界や道路の使用方法について、裁判所から一定の判断が示されたことを評価している」とのコメントを出したが、はたして龍のしっぽはどうなるのか?
本誌カメラマンが現地に赴いたところ、すでに業者と思われる数人が測量に来ていた。今後の動向も気になるところだ。
外部リンク