17歳の少女(当時)と、16歳の少女(当時)計3人に入れ墨を施した、札幌市の彫り師の男(46)が、6月27日、北海道青少年健全育成条例違反(入れ墨の禁止)の疑いで逮捕された。
男は2022年5月27日ごろから7月1日ごろにかけて、札幌市内の自宅で、少女3人の腕付近に入れ墨を施した疑いが持たれているという。
警察によれば、男は初めにInstagramで当時17歳の少女と知り合い、その紹介で、ほかの少女2人にも入れ墨をしたとのことで、17歳の少女に2万円、紹介された17歳の少女に1万円、16歳の少女には3万円を請求していた。
ところが、少女らは施術後に代金を払わず、男からの請求が頻繁に来ることを少女の1人が親に相談。2023年3月に、親から警察に「(娘が)入れ墨の代金を請求されて困っている」と相談があり、警察は少女らからの聞き取りを進めたうえで、男の逮捕にいたったという。
男は調べに対して、「入れ墨をしたことは間違いない」と話す一方で、「紹介された2人が未成年とは知らなかった」と供述しているとのことだ。
この件に、ネット上では、
《何故彫り師が逮捕されてしまうのか、、。何故支払い請求を払わずその子達は逃げれると思ったのか》
《なんだか逮捕された男性が不憫だ。彫り師に刺青してもらって代金払わないってダメだよね。相談された親も、お金は払ったうえで、相談するのが普通では?》
などと、彫り師の男への同情論が多くあがっている。
過去にも、未成年に入れ墨を施して、彫り師が逮捕されたケースは複数あるが、2015年に18歳未満の少年2人に入れ墨をしたとして、神奈川県警に逮捕された彫り師の男は、当時、調べに対して「2人とも18歳と聞いていた」と語っていた。男の話が本当なら、年齢確認の是非はともかく、年齢を偽った少年たちにも、まったく問題はないとは言えないだろう。
男の「彫り損」という結末に、疑問を抱く人は多かったようだ。
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