9月29日、セ・リーグ3位のDeNAが阪神に勝ち、CS進出を決めたことで、2年連続の4位が確定した巨人。これにより、原辰徳監督(66)は、球団史上初となる「同一監督による2年連続Bクラス」という不名誉な記録をつくってしまった。
3年契約の契約最終年を残して原監督の電撃解任の噂まで出始めたなか、熱烈な巨人ファンで知られるこの人がチームの現状を憂いた。フリーアナウンサーの徳光和夫(82)だ。
9月30日、自身がパーソナリティーを務めるニッポン放送『徳光和夫とくモリ!歌謡サタデー』に出演した徳光は、「2年連続の4位は、確かに巨人というチームとファンを離しかねない」と憂いたうえで、「野球ファンが、巨人が弱いと離れかねないという…そういったことがあるかもしれません」と持論を述べた。
しかし、この徳光の発言に対して、ネットニュースのコメント欄には、
《徳さんさぁ 横浜や広島や神宮パリーグの球場みてみなよ 昔とは比べ物にならないくらい客はいってるよ 巨人頼みの時代は終わったの 野球放送といえば巨人じゃないのよ》
《ここまでズレているとは思わなかった。もう引退された方が良いのでは。巨人が弱いことによって巨人ファンは離れるかも知れないが、野球ファンが減ることはないと思っています。球界が巨人を軸に回ってたのは30年前までです》
など、批判的な声がかなり寄せられる結果となってしまった。
川上哲治監督下における1965年から1973年にかけてのV9(日本一9連覇)や、「巨人・大鵬・卵焼き」が流行語になった時代をリアルタイムで見てきた82歳の徳光からすれば、巨人の成績低迷は、プロ野球人気の低迷に直結するとの思いがあるのだろう。
それはわからなくもないが、時代錯誤と捉えられてもおかしくない徳光の指摘には、
《今の野球ファンは、自身では野球経験のない女性ファンも増え、応援するチームも多様化しており、プロ野球ファンが巨人ごとき(失礼)のチームの勝ち負けで離れることはありません。むしろ、暴力、女性関係等醜聞ネタ、金に物言わせるチーム作りを繰り返し許容しているほうが野球ファンは離れます》
といった声まであがってしまう始末。
徳さんは一度、球場に足を運んでみたほうがいいかもしれない。
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