プロスケーター・羽生結弦の離婚を受け、あらためて注目を集めている人物がいる。2021年に秋篠宮家の長女眞子さんと結婚した小室圭さんと、2011年にザ・ドリフターズの加藤茶と結婚した加藤綾菜の2人だ。
11月17日深夜、羽生は8月に結婚していた一般女性との離婚を突然、自身のX(旧Twitter)で発表。誹謗中傷やストーカー行為、結婚相手を探る取材があったことを明かし、《これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました》と近況と心境をつづっていた。
登山家の野口健氏は11月18日、自身のXにこう書きこんだ。
《離婚しなければならない程に誹謗中傷があった事に驚き…。訴える又は海外移住の選択肢になかったのだろうか。
別件とは言えふと感じたのは小室圭さんのメンタル力は鋼。あれだけ批判に晒されながらも愛を貫き通し、尋常じゃないプレッシャーの中で見事に弁護士資格を取得。》
作家の乙武洋匡氏も同日、自身のXにこう書きこんだ。
《そう考えると、小室圭さんすごいわな。》
国際政治学者の三浦瑠麗氏は同日、違う角度からではあるが、自身のXで小室圭さんの名前を上げた。
《羽生結弦さんの離婚を招いたメディアの責任も重いが、「かわいそう」と言っている人たちが小室夫妻をそっとしておいてあげようと思っていたのかが気になる。いまだに、日本のメディアの問い合わせが殺到しては、NYでの彼らの仕事先に迷惑をかけ続けているらしい。異常だ。》
小室圭さんは、眞子さんと2017年に「婚約内定」と発表されて以降、母親の金銭トラブルを週刊誌が報じるなどして、結婚が延期に。2018年に小室さんは渡米し、米大学のロースクールに入学。強いストレスにさらされながら、婚約内定から約4年を経て2021年10月に結婚を果たした。ニューヨーク州の司法試験には3度めで合格し、同州の弁護士となっている。
SNSでは《妻を守らなければならない羽生結弦と、逆に妻に守られてる小室圭じゃあ話は少し違う》という意見はあるものの、小室さんを再評価する声が上がっている。
《羽生結弦の件をみるに小室圭の凄みが際立つね》
《羽生結弦の何倍もメディアに追い回され「朝敵」とまで世間から叩かれながらも愛を貫き通した小室圭のスター性》
《羽生結弦のメンタルが弱いとはおもわんが、なぜか小室圭さんが見直されててちょっとうれしい(ちょっと応援してた)》
一方の加藤綾菜は2011年、加藤茶と結婚。当時、茶が68歳、綾菜が23歳で「45歳差婚」が世間の注目を集めた。
11月18日に「AERA dot.」が配信したインタビュー記事で、綾菜は茶との結婚生活を振り返っている。
2011年の結婚当初は、「財産目的か」と言われたり、自宅に無言電話がかかってきたりと、激しいバッシングや嫌がらせを受けた。精神的に追い込まれ被害妄想から、茶に八つ当たりすることもあったという。
耐え切れず、綾菜は1度だけ別れを切り出したことがあったという。だが、そのとき加藤茶から返された言葉は「10年忍耐だよ」。綾菜はこう語っている。
《「10年忍耐で頑張ったら、絶対誰かが見てくれてる。だから反論したいこともあるだろうけど、反論するんじゃなくて、誠実に頑張って生きていこうって言われたんです。面と向かって、ものすごく真剣な表情で。だからこのときのことははっきり覚えてますね」》
10年は長いと思っていたが、加藤茶が語っていたとおり、10年たったころから、世間の見方が変わり、「応援しているよ」と街で声をかけられることも。
綾菜は「10年忍耐」という言葉があったから耐えられたと語り、いまは《あのバッシングに育ててもらったんだって思います》と振り返っている。
このインタビューを読んだ読者からは、ちょうどタイミング的に羽生の離婚を連想する人もあり、SNSではこんな声が上がっている。
《羽生結弦くんの件を考えると加藤綾菜さんって凄いんやなあ…》
《ええ話や。羽生くんに、はよ、教えたげたらよかったのに》
《10年忍耐、しんどいけど深くて素敵な言葉。羽生さんのことが話題になってるけど、いろんな夫婦の選択があるのだなぁとつくづく感じます》
夫婦の選択は人それぞれ。だが、羽生の突然の離婚が、小室圭さんと加藤綾菜を再評価させるきっかけとなったことは間違いなさそうだ。
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