これまで、たびたび世間を賑わせてきた元参院議員の「ガーシー」こと東谷義和氏だが、今回、ついに警視庁が逮捕状を取得したという。“国際手配編”突入ともいえるこの状況に、多くの注目が集まっている。
3月15日、国会への欠席を続けたとして、除名処分が決定したガーシー氏。2月下旬に参院の懲罰委員会が「議場での陳謝」を科したが、ガーシー氏は帰国しなかった。謝罪動画を国会に提出したが受け取りを拒否され、結果的にもっとも重い除名処分が下った形だ。
「結果、ガーシー氏は、国会議員が持つ、原則として国会会期中には逮捕されない『不逮捕特権』を失いました。16日には、さっそく警視庁が暴力行為等処罰法(常習的脅迫)容疑などで逮捕状を取得したと報じられました。
ガーシー氏は海外に滞在しているため、警察当局は外務省に旅券返納命令を出すよう要請し、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配する方針だといいます。ガーシー氏にとってはピンチですが、世間の注目度合いを見るに、皮肉にも“3度めのバブル”といった様相を呈しています」(週刊誌記者)
ガーシー氏の名前が最初に広く知られるようになったのは、2022年2月に「暴露系YouTuber」として、交流のあった芸能人たちのスキャンダルを次々と暴露していったころからだ。そして同年7月には、NHK党から参院選に立候補し、まさかの当選を果たしたことで、2度めの大きな話題となった。
しかし、議員時代はいつまで経っても国会に姿を見せず、2022年8月から始めたオンラインサロンも、さほど話題にならなかった。最近では、ネットニュースに載ることも少なく、だんだんと世間の注目が薄れてきていたところだった。
そんななか、今回の除名処分により、ICPOも巻き込んだ逮捕劇へと突入することで、一転してネットのボルテージは再び上がってきているのだ。 SNSでは、ガーシー氏への逮捕状取得のニュースに沸く声が続々と寄せられている。
《やっとガーシー関係でおもしろいと思えることが起こり始めた。 ガーシー前議員の逮捕状を請求》
《国際指名手配とかルパン三世だけかと思ってた。現実にあるんだな》
3度めの注目を集め始めたガーシー氏だが、決していい方向への注目ではなく、状況は厳しさを増している。いったい騒動はどこに着地するのだろうか。
外部リンク